【防災士が解説】防災×大雪|「顕著な大雪に関する気象情報」が出たら命を守る行動に切り替えよ

2026年1月21日22時、金沢地方気象台は「顕著な大雪に関する石川県気象情報」を発表しました。
金沢では、わずか6時間で20センチの降雪を観測。短時間での積雪急増により、大規模な交通障害が切迫した状態です。


■① 「顕著な大雪に関する気象情報」とは何か

この情報は、単なる注意喚起ではありません。

  • 短時間に顕著な降雪が発生
  • 重大な災害(交通麻痺・立ち往生等)の発生可能性が高い
  • 今後も強い雪が継続する見込み

という条件がそろったときに発表される、
「一段階上の警戒情報」です。

つまり、

「もう通常行動は危険。判断を切り替えよ」
という合図です。


■② 今回、特に警戒すべきポイント

今回の石川県(特に加賀北部平地)では、

  • 短時間での積雪急増
  • 路面状況の急激な悪化
  • 大規模渋滞・車両滞留のリスク増大

が同時に発生しています。

明日朝まで続く見込みである点も、極めて危険です。


■③ この情報が出たら「外出しない」が正解

顕著な大雪情報が出ている間は、

  • 不要不急の外出は中止
  • 車の運転は極力控える
  • 予定は「延期・変更」が前提

が、防災の正解行動です。

「少しなら大丈夫」は、
大雪時には通用しません。


■④ 雪道での立ち往生が最も危険

顕著な大雪時に最も多い二次被害が、
車の立ち往生です。

一度動けなくなると、

  • 救助に時間がかかる
  • 低体温症
  • 一酸化炭素中毒

という命のリスクが急上昇します。


■⑤ 一酸化炭素中毒の“誤解されがちな危険”

立ち往生時、特に注意が必要なのが一酸化炭素中毒です。

  • マフラーが雪に埋まる
  • 排気ガスが車内に逆流
  • 気づかないうちに意識障害

⚠️ 窓を少し開けても安全ではありません
風向きや積雪状況次第で、逆に危険が増すこともあります。


■⑥ やむを得ずエンジンをかける場合の鉄則

原則は「エンジン停止」。

ただし、防寒のためにどうしても始動する場合は、

  • マフラー周辺をこまめに除雪
  • 長時間かけっぱなしにしない
  • 車内の異変(眠気・頭痛)に敏感になる

これが最低条件です。


■⑦ 大雪時に車に必ず積んでおくべきもの

雪道運転をする可能性がある人は、最低限以下を準備してください。

  • 除雪用スコップ
  • 防寒着(ダウン・手袋・帽子)
  • 毛布・ブランケット
  • 飲料水・簡易食
  • スマホ充電用バッテリー

これはレジャー装備ではなく命綱です。


■⑧ 防災の判断基準は「行けるか」ではない

大雪時の判断基準は、

❌「行けそうか」
⭕「止まったら耐えられるか」

です。

顕著な大雪情報が出ている時点で、
「止まる前提で考える」必要があります。


■⑨ まとめ|顕著な大雪情報は“行動切替スイッチ”

「顕著な大雪に関する気象情報」は、

  • 通常生活 → 非常時行動へ
  • 楽観判断 → 最悪想定へ

切り替えるための公式サインです。

雪は静かですが、
人の行動ミスを確実に削ります。

出ない・動かない・備える。
それが、今回の正解です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました