【防災士が解説】防災×金融リスク|住宅ローン不正が人生を壊す仕組みと備え方

災害は地震や台風だけではありません。
お金と信用を一気に失う金融トラブルも、人生にとっては「人災型の災害」です。

近年、住宅ローンを悪用した不正事件が相次ぎ、若年層を中心に深刻な被害が出ています。


■① 住宅ローン不正は「知らなかった」では済まされない

住宅ローンは本来、自分が住むことを前提とした融資です。
投資目的での利用や、年収の水増しは明確な契約違反であり、詐欺に該当します。

「業者に言われた通りにしただけ」
「投資だと思っていた」

この認識でも、申込人自身が責任を問われます。


■② 甘い言葉が入口になる構造的な危険

不正事件に共通する勧誘文句には、次の特徴があります。

・自己資金ゼロで始められる
・住宅ローンだから金利が低い
・住むふりをするだけ
・家賃収入で返済できる

一見すると合理的に見えますが、すべてが違法リスクを前提にした話です。


■③ 一度発覚すると連鎖的に崩れる

住宅ローン不正が発覚した場合、起こり得る事態は非常に厳しいものです。

・金融機関からの一括返済請求
・損害賠償請求
・信用情報の重大な毀損
・団体信用生命保険の無効化
・最悪の場合、自己破産

これは「失敗した投資」ではなく、生活基盤が崩壊する災害級のダメージです。


■④ 不動産投資は「ローンの種類」が命

防災の基本が「用途に合った備え」であるように、
不動産投資も用途に合ったローン選択が絶対条件です。

・居住用 → 住宅ローン
・投資用 → 投資用ローン

この線引きを超えた時点で、リスクは一気に跳ね上がります。


■⑤ 若年層ほど狙われやすい理由

20~30代が狙われやすい背景には、

・金融知識の不足
・将来不安からの焦り
・「早く資産形成したい」という心理

があります。
これは災害時のデマに人が流されやすい構造とよく似ています。


■⑥ 防災としての「金融リテラシー」

防災とは、危険を事前に知り、回避する力です。

・年収を偽る行為は詐欺
・ローン契約は自己責任
・「みんなやっている」は危険信号

この基本を知っているだけで、人生を壊すリスクは大きく下げられます。


■⑦ もし関わってしまったら、早期相談が命綱

すでに不安を感じている場合は、

・弁護士
・司法書士
・消費生活センター

などへの早期相談が重要です。
初動が遅れるほど、選択肢は狭まります。


■⑧ お金の備えも「命を守る防災」

金融トラブルは、時間差で人生を追い詰めます。
だからこそ、

・うますぎる話を疑う
・契約内容を自分で理解する
・違和感を放置しない

これらはすべて、防災行動です。

災害から命を守るように、
詐欺から人生を守る視点を、今こそ持っておきましょう。

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