冬は、寝ているあいだに 最も体温が下がる時間帯 です。
寝室の寒さはただ不快なだけでなく、
● 風邪
● 低体温
● 朝の血圧上昇
● 睡眠の質低下
● 子ども・高齢者の体調悪化
など、多くの危険要因につながります。
ここでは防災士として、
冬の「寝室の寒さ対策」を安全目線でまとめます。
■① 寝室が寒いと起こる冬のリスク
● 1. 体温が下がりすぎる
特に深夜〜早朝は気温が最も落ち、
● 手足の冷え
● 震え
● 寝つきの悪さ
が起きやすい。
● 2. 血圧の急上昇
寒い状態で朝を迎えると
起床時の血圧が大幅に上昇し、
ヒートショックのリスクが高くなる。
● 3. 睡眠が浅くなり疲れが取れない
睡眠の質が下がると免疫力も低下。
● 4. 子ども・高齢者は特に危険
● 子ども → 体温が下がりやすい
● 高齢者 → 気づかないまま体調悪化
■② 防災士おすすめの寝室の寒さ対策
✔ ① 窓の断熱（最も効果が高い）
● カーテンを厚手にする
● 隙間テープ
● 窓にプチプチ（断熱効果大）
● ダンボールで応急断熱
冷気の8割は窓から入ります。
✔ ② 湯たんぽが最強の節電暖房
電気なしで使え、停電時にも大活躍。
✔ ③ 布団の「上に毛布」が正解
一般的に
● 毛布は上
の方が保温効果が高い。
✔ ④ 電気毛布は“弱”で長時間
強すぎると体が乾燥し、逆効果。
✔ ⑤ 足元にカイロ（布越し）
冷えで眠れない夜に即効。
✔ ⑥ 冬用の寝巻き（フリース・起毛）
寝間着の素材で暖かさは大幅に変わる。
■③ 停電時の寝室の寒さ対策
停電で暖房が止まった寝室は、
数十分で急激に温度が下がります。
● 毛布・布団を2枚重ね
下に薄い布団、上に厚い布団が最強。
● カイロを体幹近くに
※直接貼らない。
● 部屋のドアを閉めて熱を逃さない
一部屋に熱を集中させる。
● 湯たんぽ＋靴下で保温
湯の熱は長時間持続します。
■④ 寝室でやってはいけないNG行動
✖ 加湿器を窓の近くに置く
→ 結露→カビ→冬の健康リスク増加。
✖ ストーブをつけたまま寝る
→ 火災・一酸化炭素中毒の危険。
✖ 服を着すぎる
→ 汗をかいて逆に冷える。
✖ 寝る直前の熱いシャワー
→ 体が乾燥し、夜中に寒くなる。
■まとめ
冬の寝室は、
● 低体温
● 血圧急上昇
● 睡眠の質低下
● 子ども・高齢者の体調悪化
など、多くの危険につながります。
窓断熱・湯たんぽ・毛布・保温着を組み合わせるだけで、
冬の寝室は劇的に安全・快適になります。
冬の防災は“夜の寒さ対策”がカギです。
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