災害はいつ起きるかわかりません。
避難が必要になったとき、あなたと家族を守るのが「防災リュック」です。
ここでは、実際に被災地支援で何度も現場に入った経験から、
本当に役立つ防災リュックの中身をまとめます。
■まず最優先で入れるもの
いざという時、命を守るための最重要アイテムです。
● 飲料水(500ml × 2本)
● モバイルバッテリー
● 懐中電灯(できればランタンも)
● 笛(助けを呼ぶ必須アイテム)
● 常備薬・お薬手帳のコピー
● 携帯トイレ(3〜5回分)
■食料(最初の24時間を乗り切る)
避難直後は支援が届かないことがあります。
● エナジーバー
● カロリーメイト
● アメ・チョコ
● レトルト食品(軽量のもの)
■情報・安全確保
生死を分ける情報収集と安全行動のために必要。
● 電池式ラジオ
● 予備電池
● 使い捨てマスク
● 軍手
● 雨具(ポンチョが便利)
■衛生用品
避難所生活や在宅避難で大きな差が出ます。
● ウェットティッシュ
● アルコール消毒
● 歯磨きセット
● ビニール袋(多用途)
● タオル
■衣類
体温を守ることは命を守ること。
● 下着1セット
● 厚手の靴下
● 防寒用の上着
● 夏は薄手の長袖(虫刺され・日焼け対策)
■家族構成による追加
家庭によって必要なものは変わります。
【子ども】
・おむつ
・ミルク
・お気に入りのおもちゃ
【高齢者】
・入れ歯ケース
・補聴器の電池
・血圧手帳
【ペット】
・フード
・給水皿
・リード・ケージ
■“入れすぎない”のが正解
防災リュックはパンパンにしないことも重要です。
重すぎると 避難が遅れ、転倒の危険 が増します。
理想は 8〜10kg。
最小限でいいので、確実に持ち出せる中身にしましょう。
■まとめ
防災リュックは「いつか」ではなく「今」準備しておくもの。
一度作って終わりではなく、半年に一度の見直し が大切です。
家族を守るために、今日から備えを一歩進めてみてください。

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