【防災士が解説】家庭で“最低限そろえるべき備蓄”はこの5つだけでOK

防災の備蓄というと「何から準備すればいいかわからない」「お金がかかりそう」と思われがちですが、実は“最低限そろえるべきもの”はとてもシンプルです。
ここでは、初めてでも迷わない「絶対に必要な備蓄5つ」を紹介します。


■1.飲料水(1人1日3L × 最低3日分)

水は命を守る最優先の備蓄です。
体調不良や気温の変化を考えると、1日3L × 家族人数分 × 3日=最小ライン

● 500mlペットボトルで保管しやすい
● 風呂水や生活用水とは別に「飲料水」は必須
● できれば1週間分(21L/人)あると安心


■2.レトルト・缶詰・常温食品

火が使えない状況でも食べられるものを優先します。

● レトルトご飯
● カレー・シチュー
● ツナ缶
● パスタソース
● カロリーメイト
● 乾パンより“普段食べられるもの”が正解

ポイント:
温めず食べられるものを多めに。これが被災地では非常に重要でした。


■3.簡易トイレ(1人1日5回 × 3日分)

実は“水より先に困る”のがトイレです。
災害時は排水設備が使えないことがあり、避難所でも不足しがち。

● 1人15回分(1日5回 × 3日)
● 消臭・凝固剤入りが使いやすい
● ごみ袋と合わせてセット保管がおすすめ


■4.明かり(ランタンが最優先)

暗闇は不安と事故の原因になります。
懐中電灯より ランタン(広く照らす) が避難生活で圧倒的に便利。

● LEDランタン
● ヘッドライト(両手が空く)
● 懐中電灯(ピンポイント照射用)

停電中は照明の価値が想像以上に高く、不安軽減にも役立ちます。


■5.モバイルバッテリー・予備電池

情報が命を守ります。スマホが使えないと避難情報も支援情報も受け取れません。

● 10,000mAh以上×人数分
● ケーブルも忘れずに
● 電池式ラジオもセットで用意

災害では “電源の確保”=“安全確保” に直結します。


■まとめ

最低限そろえるべき備蓄は、次の5つだけでも十分機能します。

  1. 飲料水
  2. レトルト・缶詰
  3. 簡易トイレ
  4. 明かり
  5. モバイルバッテリー

これだけで、どの災害にも基本的に対応できます。
まずは完璧を目指さず、今日この5つだけをそろえるところから始めましょう。

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