【防災士が解説】家庭で“1週間生き抜くための備蓄セット”完全版

災害後の支援は「3日で来る」と言われますが、実際の被災地では 1週間以上支援が届かないケース も珍しくありません。
そこで重要なのが「1週間、自力で生活を維持できる備蓄」です。

ここでは、家庭で必ず整えておきたい“1週間分の現実的な備蓄”をまとめます。


■水(1人1日3L × 7日分=21L)

飲み水・調理・衛生のすべてに必要。

● 2Lペットボトル × 10本
● 500mlペットボトルを数本追加
● 夏場はさらに余裕を持つ

在宅避難では「飲料水」が最優先です。


■食料(温めずに食べられるもの中心)

1週間分あれば心の余裕が全く変わります。

● レトルトご飯
● カレー・パスタソース
● ツナ・さば缶
● カロリーメイト
● シリアル
● パンの缶詰

ポイント:
加熱が不要な食品を中心にそろえるとストレスが激減します。


■トイレ(1人5回 × 7日分=35回分)

被災地で最初に不足するのが“簡易トイレ”。

● 凝固剤入りトイレ
● ゴミ袋
● 消臭袋
● トイレ用のプライバシーアイテム

「水がなくても使えるトイレ」が1週間分あると圧倒的に安心感が高いです。


■明かり(夜を越えるための装備)

停電は“夜が最も危険”になります。

● LEDランタン
● ヘッドライト
● 懐中電灯
● 予備電池
● 小型ソーラーライト

特にランタンは避難生活の必需品です。


■電源(情報を守る生命線)

スマホが使えない=情報が断たれる。

● 10,000mAh以上のモバイルバッテリー × 人数分
● 乾電池式モバイルバッテリー
● ケーブル類
● 電池式ラジオ

情報収集ができると、不安が圧倒的に減ります。


■衛生用品(感染症を防ぐ)

避難生活では衛生が“命に関わるレベル”で重要。

● ウェットティッシュ
● アルコール消毒
● ティッシュ・トイレットペーパー
● マスク
● 生理用品


■衣類(季節に合わせる)

衣類があるだけで体調管理が格段に楽になります。

● 下着7日分
● 厚手の靴下
● 防寒具(冬)
● 雨具


■調理用品(在宅避難で役立つ)

火が使える環境なら調理の幅が広がります。

● カセットコンロ
● ボンベ(1週間で4〜6本)
● 使い捨て皿・カトラリー


■まとめ

1週間を生き抜く備蓄の基本は次の通りです。

  1. 食料
  2. 簡易トイレ
  3. 明かり
  4. 電源
  5. 衛生用品
  6. 衣類
  7. 調理用品

これらをそろえるだけで、自宅が“災害に強いシェルター”になります。

家庭の人数に合わせて、今日から一つずつ準備してみてください。

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