災害はいつ起きるかわかりません。
だからこそ、家族全員が同じ判断基準を持っているだけで、避難の迷いや混乱が大幅に減ります。
ここでは、今日から決めておくべき“家庭内防災ルール”を紹介します。
■1．「どのタイミングで避難するか」を決めておく
避難の遅れは命に直結します。
● 警戒レベル4（避難指示）が出たら必ず避難
● 夜間の大雨は早めに移動
● 高齢者・子どもは警戒レベル3で準備開始
家族で「誰が」「何を見て」「どう判断するか」を統一しておきましょう。
■2．連絡手段を3つ以上確保しておく
災害時は“電話がつながらない”が当たり前です。
● LINE
● ショートメール
● 公衆電話
● 災害用伝言ダイヤル（171）
普段使わない手段も“使えるようにしておく”だけで安心感が違います。
■3．避難先を“第一・第二候補”まで決める
避難所が満員・閉鎖のケースもあるため、複数パターンが必要。
● 第一候補：指定避難所
● 第二候補：親戚・友人宅
● 第三候補：職場・車中泊スペース
「もしAがだめならBへ」という分岐を作ることが命を守ります。
■4．家族が離れた時の集合場所を決めておく
災害は“家にいるとは限らない”状況で発生します。
● 自宅前
● 最寄りの公園
● 学校の校門前
● コンビニなどのランドマーク
シンプルでわかりやすい場所が最適です。
■5．家庭内の役割分担を明確にする
迷いをなくすため、事前に役割を決めておきます。
● 父：避難経路確認・家電源の停止
● 母：持ち出し袋・子どもの準備
● 子：ヘルメットや靴の準備
● 高齢者：薬の管理、必要情報の伝達
“誰が何をするか”明確であるほど行動が早くなります。
■6．深夜の災害の行動パターンを決めておく
深夜の判断ミスは特に危険です。
● 洋服・靴はすぐ着られる場所へ
● ランタンをベッド横に置く
● 家族を部屋ごとに分散させない
● 外が危険なら在宅避難を優先
深夜災害で重要なのは“判断を減らすこと”。
■7．最低限の持ち物チェックを共通化する
避難時に忘れ物が多いのは「家族で基準が違う」からです。
● 水
● モバイルバッテリー
● 薬
● マスク
● 貴重品（財布・保険証）
家族全員がこの5つだけ覚えておけばOKです。
■まとめ
家庭内で事前にルールを決めるだけで、
災害時の混乱や不安は大幅に減ります。
- 避難のタイミング
- 連絡手段
- 避難先
- 集合場所
- 役割分担
この5つを統一するだけで、家族は災害に強くなります。
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