【防災士が解説】“災害時に絶対にやってはいけない行動”5選|命を守るための危険回避リスト

災害時は「正しい行動」よりも、「やってはいけない行動」を知っておくほうが命を守ります。
実際に現場で起きた事故やトラブルをもとに、絶対に避けるべき行動をまとめます。


■1.“様子を見る”ために外へ出る

地震・大雨・暴風時に外へ出るのは非常に危険です。

● 看板・瓦・ガラスが落下
● 停電で周囲が見えない
● 側溝・マンホールに落ちる
● 強風で体が持っていかれる

外の確認はスマホ・テレビ・ラジオで十分です。


■2.SNSのデマ情報を信じて行動する

災害時は必ずデマが大量に出回ります。

● “○○に津波が来るらしい”
● “避難所が満員だから他に行け”
● “水道水が危険らしい”

公式発表(自治体・気象庁・消防)のみを確認するのが鉄則です。


■3.水が流れる道路に入る

大雨や洪水時、たった30cmの水で車は動かなくなり、
50cmでドアが開かなくなり、
1mで流されます。

● 車ごと流される
● 足元のマンホールが外れて落下
● 溝が見えず転落

“水のある道路は通らない”が絶対ルールです。


■4.ブレーカーを上げたまま避難する

これにより起きるのが「通電火災」です。

● 電気が復旧した瞬間に発火
● 家電がショート
● 延焼して帰る家がなくなる

避難前は必ず ブレーカーを落としてから家を出る


■5.車中泊避難で暖房をつけっぱなしにする

一酸化炭素中毒の危険があります。

● 車内に排気ガスが逆流
● 換気が不十分
● 寝ている間に意識を失う

寝る時はエンジンを切り、
毛布・寝袋・カイロを使うようにしましょう。


■まとめ

災害時に絶対に避けるべき行動は次の5つです。

  1. 外に様子を見に出る
  2. SNSのデマを信じる
  3. 水が流れる道路に入る
  4. ブレーカーを落とさず避難
  5. 車中泊でエンジンつけっぱなし

「やらないだけ」で助かる命がたくさんあります。

正しい行動より先に、“危険な行動”を避ける知識を持っておきましょう。

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