【防災士が解説】“災害時に役立つカセットコンロの使い方”|1つあるだけで生活が維持できる

停電・断水・ガス停止が起きても、
カセットコンロが1台あるだけで生活は大きく維持できます。
被災地では「水・食料・カセットコンロ」が三種の神器と言われるほど重要でした。

ここでは、災害時に覚えておきたい“カセットコンロ活用術”をまとめます。


■1.カセットコンロの最大の強みは「電気不要」

台風・地震・大雪など、停電が長引いたときに最も頼れる調理手段です。

● 水を温める
● レトルト食品を湯煎
● 缶詰を温めて食べる
● 粉ミルク用のお湯づくり

“米が炊ける”ことを知らない人も多く、実は災害時の主役級です。


■2.ボンベは最低でも1週間分(4〜6本)

家庭4人なら 6~8本 を推奨。

● 本数の目安
 → 1日あたり30〜40分の使用で1本
● 冬は暖かい食事が必要なので消費が増える

ボンベは安い時に“箱買いする”のが最も合理的。


■3.停電時の“食事の質”を大きく上げる

冷たいご飯は精神的ストレスを増やしますが、温かい食事があるだけで安心感が全く違います。

● カップスープ
● レトルトご飯
● パスタソース
● 缶詰の温め
● お湯を注ぐだけの食品

温かさは“災害時のメンタルケア”そのものです。


■4.アルミホイルで“洗い物ゼロ”調理ができる

水が使えない時こそ有効。

● フライパンにホイルを敷く
● 皿の代わりにホイルを使う
● 目玉焼きや焼き魚もOK

ホイル調理は被災地で大活躍した方法です。


■5.火災を防ぐための注意点

安全に使うための最低ルール。

● 換気を必ずする
● ボンベを逆さにしない
● スプレー缶と一緒に置かない
● テーブルの下に可燃物を置かない

火気は便利ですが、同時に災害リスクにもなります。


■6.“カセットコンロ+ポリ袋調理”は最強

湯煎で調理する「ポリ袋調理」は災害時に大変有効。

● ご飯を炊ける
● 肉じゃが
● ひき肉料理
● 離乳食
● アレルギー対応メニュー

洗い物がゼロで、火力も少なくて済むためボンベの節約にも。


■まとめ

カセットコンロは、災害時に家族の生活を支える“最重要家電”です。

  1. 停電でも使える
  2. ボンベは1週間分
  3. 温かい食事でメンタルの安定
  4. 洗い物ゼロ調理ができる
  5. 火災対策が必要
  6. ポリ袋調理で効率化

今持っていなくても、一家に一台+ボンベ数本 で確実に災害に強い家になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました