冬の災害では、暖房が使えず手先が急激に冷えていきます。
手がかじかむと、作業・移動・食事・育児・高齢者介助すべてが遅くなり、危険も増えます。
そんな時に役立つのが 防寒手袋 です。
ここでは、防寒手袋の災害時の正しい使い方をまとめます。
■1．“手先の冷え”は行動力を奪う
冬の災害時、手が冷えると次の問題が起きます。
● スマホ操作が困難
● カイロを開封できない
● ペットボトルが開けられない
● 子どもの介助が遅れる
● 車中泊で眠れなくなる
冬の防災では 手を温め続けることが命を守る行動 です。
■2．避難行動では“防風タイプ”が最優秀
雨・雪・風がある中を歩く避難行動では、防風機能が必須。
● ニットだけはNG（風で冷える）
● 防風×裏ボアタイプが最強
● スマホ操作可能なものだと便利
特に夜間避難では、手袋なしの移動は危険です。
■3．停電中の自宅では“室内手袋”が超効果的
暖房なしの自宅は、室内温度が10℃以下に。
● 手袋をしたまま生活する
● 作業用手袋と重ねてもOK
● 手が暖かいと疲労が段違いに軽くなる
在宅避難の快適度が劇的に上がります。
■4．車中泊避難では“寝る時も手袋必須”
冬の車は窓から冷気が入り、指先の冷えが進みます。
● 手袋＋膝掛け＋カイロ
● 寝袋があれば動きやすい薄手手袋
● 朝の作業がスムーズになる
特に高齢者は、指先の寒さで眠れなくなることが多いです。
■5．“手袋×カイロ”は最強コンビ
貼らないカイロを手袋の中に入れると、暖房レベルの暖かさに。
● 手の甲側に入れると安全
● 直接当てないように布をかませる
● 作業中は外して安全に調整
冷え性の人には特に効果抜群です。
■6．子ども用手袋は必ず多めに用意
子どもは大人より指先が冷えやすい。
● 学校・下校中の災害に対応
● 避難先で不足しやすい
● 失くしやすいので予備が必要
子ども用防寒具は避難所で一番不足します。
■7．非常用リュックには“薄手の作業手袋＋防寒手袋”
2種類があると万能。
● 作業用手袋：瓦礫・撤去作業
● 防寒手袋：避難行動・停電時
冬災害は、両方を使い分けることで快適性と安全性が上がります。
■まとめ
防寒手袋は、冬の災害で行動力を守る“必須装備”。
- 手先の冷えは行動力を奪う
- 避難行動は防風タイプ
- 停電中の自宅でも室内手袋が最強
- 車中泊避難は寝る時も必須
- 手袋×カイロで暖房レベル
- 子ども用は予備も必要
- リュックには作業用＋防寒の2種類
“手の冷え”を制する者が、冬の災害を乗り切れます。
コメント