林野火災は鎮火すれば終わり、と思われがちですが、実際の現場では「消えてからが本番」です。被災地派遣やLOとして関わった地域でも、復旧の遅れが次の災害リスクを高めているケースを多く見てきました。
■① 林野火災の復旧とは何を指すのか
林野火災の復旧とは、焼失した森林や斜面を元の安全な状態に近づける一連の取り組みを指します。単なる植林だけでなく、防災・減災の視点が不可欠です。
■② 鎮火直後に必要な初期対応
消火後すぐに行われるのが、残火確認と倒木・落石の危険調査です。この段階を怠ると、再燃や二次災害につながります。
■③ 土砂災害リスクへの対応
焼失地は保水力が低下しており、少量の雨でも土砂流出が起きやすくなります。仮設の土留めや排水対策が早期に必要です。
■④ 森林再生と時間軸の問題
森林の回復には長い時間がかかります。早期に植栽を行っても、元の機能を取り戻すまでには数年から数十年を要します。
■⑤ 住民生活への影響
林野火災後は、景観の変化だけでなく、獣害や粉じん被害など生活環境にも影響が及びます。復旧は住民の安心を取り戻すプロセスでもあります。
■⑥ 現場で多かった復旧のつまずき
防災士として見てきた中で多かったのは、「消火が終わった安心感」で復旧対応が後回しになることです。この遅れが被害拡大を招くことがあります。
■⑦ 行政と地域の役割分担
復旧は行政任せでは進みません。地域住民が危険箇所を把握し、日常的に変化を見守ることが重要です。
■⑧ 防災の視点で見る復旧の本質
林野火災の復旧は、次の火災や水害を防ぐための「予防」です。復旧=防災という認識が不可欠です。
■まとめ|復旧は次の災害を防ぐ行動
林野火災の復旧は長期戦になります。
結論:
林野火災の復旧は、未来の災害リスクを下げるための最重要防災対策です。
防災士として現場に立つ中で、復旧に早く着手した地域ほど被害の連鎖を防げていました。消火後こそ、防災の目を緩めないことが大切です。

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