防災を考えるとき、
「家族を守らなきゃ」「地域を支えなきゃ」と思いがちですが、
最初にすべきことは “自分の身を守ること” に集中することです。
ここを押さえておかないと、家族も地域も助けられません。
■1.最優先すべきは“あなたが無事でいること”
災害の現場では、
“無事な人が助けられる人を助ける” という原則があります。
あなたがケガをしたり動けなくなると、
● 家族を避難させられない
● 子どもや高齢者を守れない
● 周囲の人を助けられない
“まず自分の安全”が、すべてのスタートです。
■2.地震の瞬間にやるべきは「まず身を守る」
地震発生直後は、考えるより先に“身を守る行動”が必要です。
● 低くしゃがむ
● 頭を守る
● テーブルの下へ
● 落下物から離れる
これができるだけでケガのリスクは劇的に下がります。
■3.火災時は“煙から逃げる”が最優先
火は見えるため、つい「消火」に意識が向きます。
しかし、最も危険なのは 煙。
● 一酸化炭素
● 有毒ガス
● 黒煙による視界ゼロ
● 数呼吸で意識喪失の可能性
“火より煙が危険”を理解しているだけで生存率が上がります。
■4.水害時は“水を甘く見ない”ことが命を守る
大雨で道路が冠水し、
「車で行けるかも…」と思ってしまいがちですが危険です。
● 30cmで車は動かなくなる
● 50cmでドアが開かなくなる
● 1mで車が浮く
● 流れがあれば即流される
避難は“早め・徒歩・高い場所”が鉄則です。
■5.停電時は“情報確保=最優先”
停電は“情報が届かなくなる災害”です。
● ラジオ
● スマホの充電
● モバイルバッテリー
● 充電ケーブルの位置
“情報を失うこと=判断できなくなること”。
停電時はまず情報確保を優先します。
■6.非常時の“優先順位の合言葉”
覚えておくと迷わない防災の基本原則。
身 → 情報 → 避難 → 生活
● 身を守る
● 情報を取る
● 避難する
● 生活をつなぐ
これだけで、災害時の行動は劇的にスムーズになります。
■まとめ
防災の原点は、シンプルです。
“まず自分の命を守る” これが最大の防災であり、最大の家族愛です。
- 自分が無事でいることが最優先
- 地震はまず身を守る
- 火災は煙から逃げる
- 水害は早めの避難
- 停電は情報を確保
- 優先順位=身 → 情報 → 避難 → 生活
どんな災害でも、この原則があなたを守ります。

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