災害時、避難所で多くの人が最初に困るのが「トイレの混雑」です。被災地派遣やLOとして避難所運営に関わる中で、この問題は必ず発生し、生活ストレスを大きく左右していました。防災士・元消防職員の視点で、現実と対策を整理します。
■① トイレの数が圧倒的に足りない
避難所にあるトイレは、通常利用を想定した数のままで、避難者数に全く追いつきません。
■② 水が使えず使用制限がかかる
断水により水洗トイレが使えなくなり、使用可能な個数が一気に減ります。
■③ 使用時間が長くなる
着替えや体調不良、高齢者の利用で1人あたりの使用時間が延び、行列が発生します。
■④ 被災地で実際に多かった状況
朝夕は30分以上並ぶことが当たり前で、トイレを我慢して体調を崩す人も少なくありませんでした。
■⑤ 誤解されがちなポイント
「仮設トイレが来れば解決する」と思われがちですが、設置までに数日かかることが多いです。
■⑥ 行政側が言いにくい本音
トイレ輸送や設置には人手・場所・水・管理体制が必要で、即応は難しいのが実情です。
■⑦ 自律型避難の視点
携帯トイレを自分で準備している人は、行列や衛生不安から解放されていました。
■⑧ 現実的な対策
携帯トイレの備蓄、夜間用ライト、使い慣れた服装(避難服)での利用が負担軽減につながります。
■まとめ|トイレ問題は必ず起きる前提で考える
避難所のトイレは「足りない」「混む」が前提です。
結論:
トイレは自助で補う準備が、避難生活の質を守る。
防災士として現場を見てきた経験から、携帯トイレの有無が避難生活の安心度を大きく左右すると断言できます。

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