冬は、家そのものが災害の影響を大きく受ける季節です。
寒さ・凍結・積雪・停電など、家にかかるストレスが増えるため、
“冬仕様の家づくり”がそのまま防災になります。
今日は、家の中を冬災害に強くするために
絶対にチェックしておきたいポイント をまとめます。
■1.窓周りの“断熱チェック”で室温低下を防ぐ
冬の室温が下がる原因の6〜7割は“窓”からの冷気。
✔ カーテンを厚手にする
✔ 窓下にタオルを置いて冷気をブロック
✔ 使わない部屋の扉を閉める
✔ カーテンは床まで垂れる長さで
停電時の寒さも“窓対策”で大きく変わります。
■2.暖房器具の“安全距離”を必ず確保
冬は家庭火災が最も多い季節。
✔ 布団・洗濯物を近づけない
✔ ファンヒーターの周り50cmは何も置かない
✔ エアコンのフィルターを掃除する
✔ 石油ストーブは給油時に火を止める
火災を防ぐことも立派な防災です。
■3.冷蔵庫と電子レンジの“耐震チェック”
冬の地震は停電につながりやすく、
重い家電の転倒が危険です。
✔ 冷蔵庫の転倒防止
✔ 電子レンジの滑り止め
✔ 電子レンジ上に物を置かない
特に冬場は“家電の使用が増える=事故リスクが増える”ため
耐震対策が有効です。
■4.ストーブ・加湿器・空気清浄機の“コード火災対策”
冬は電源タップがフル稼働します。
✔ たこ足配線をしない
✔ タップの上にホコリをためない
✔ 濡れた手で触らない
✔ 暖房器具の近くに延長コードを置かない
コード火災は冬に最も起きやすく、
小さな点検が命を守ります。
■5.水まわりの“凍結ポイント”をチェック
冬の断水で最も多い原因が配管凍結。
✔ 洗濯機ホース
✔ 屋外水栓
✔ 浴室の換気しすぎ
✔ キッチン下の収納(冷気が入りやすい)
凍結前に“保温”と“換気のメリハリ”を意識するだけで防げます。
■6.非常食・備蓄を“冬仕様”に切り替える
冬は“温かいものがあるか”が大きな差になります。
✔ インスタントスープ
✔ カップ麺
✔ カイロ
✔ カセットガス
✔ レトルトお粥
冬は体力を使うため、温かい食べ物が心身を救います。
■7.寝室は“冬の地震に強い配置”にする
冬の夜間災害は非常に危険です。
✔ ベッドを窓や家具から離す
✔ 枕元にライト・靴・ブランケット
✔ ガラスが割れたときの動線を確保
寝室を整えるだけで、夜間の初動が圧倒的に早くなります。
■まとめ
冬の防災は“家の環境を整えること”が最も効果的です。
- 窓の断熱で室温低下を防ぐ
- 暖房器具の火災対策
- 家電の耐震チェック
- 電源コードの安全点検
- 水まわりの凍結対策
- 冬向けの備蓄に切り替える
- 寝室の冬地震対策
冬は“家の防災力=家族の生存力”。
今日のチェックで、あなたの家は冬災害に強くなります。

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