自律型避難において、避難所マップは最も基本的でありながら、使い方次第で明暗を分ける情報です。被災地派遣やLOとして現地に入ると、「避難所は知っていたが、行けなかった」という声を何度も聞いてきました。
■① 自律型避難における避難所マップの役割
避難所マップは、単なる場所一覧ではありません。
災害種別ごとに「使える避難所」「使えない避難所」を見極めるための判断材料です。
■② 被災地で実際に起きた避難所マップの落とし穴
地図上では最寄りでも、
・浸水想定区域内
・土砂災害警戒区域
・夜間通行不可
といった理由で使えないケースが多発しました。
■③ 紙とスマホ、両方を前提にする理由
スマホのマップは便利ですが、通信障害や電池切れは現実に起きます。
紙の避難所マップを一度でも見たことがあるかどうかで、行動の確実性が変わります。
■④ 自律型避難向け避難所マップの読み方
重要なのは距離ではなく「到達可能性」です。
川・橋・坂道・踏切など、途中のリスクを含めて確認することが欠かせません。
■⑤ 家族で共有しておくべき避難所情報
家族ごとに
・第一避難所
・第二避難所
・集合場所
を事前に決めておくことで、現場での混乱を大幅に減らせます。
■⑥ 行政が示す避難所を“鵜呑み”にしない
防災士として感じる行政側が言いにくい本音は、
「すべての人を想定した避難所運営は現実的に難しい」という点です。
だからこそ、自律型避難が必要になります。
■⑦ 被災地で多かった失敗例
最寄り避難所に向かい、途中で引き返せなくなったケースです。
事前にマップを見ていれば、防げた判断ミスでした。
■⑧ 避難所マップは“更新前提”で考える
災害時は避難所の開設・閉鎖が頻繁に変わります。
固定情報ではなく、最新情報と照らし合わせて判断する意識が重要です。
■まとめ|避難所マップは「行けるかどうか」で判断する
結論:
自律型避難では、避難所マップを“安全に到達できるか”の視点で使いこなすことが重要です。
元消防職員・防災士として、地図を一度も見ずに動いた人ほど、現場で立ち止まっていたと感じています。

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