【元消防職員が解説】防災×江戸走り|家族避難で渋滞を突破する“同時横走り”の考え方

災害時の家族避難で最も多い失敗は、「速い人が先に行き、遅い人が取り残される」ことです。江戸時代の町火消が使っていた江戸走りの考え方は、家族全員で安全に移動するためのヒントになります。


■① 家族避難で起きやすい問題

災害時は、
・大人と子どもの体力差
・高齢者の歩行速度
・荷物の重さ
が混在します。個々の速さに任せると、隊列は必ず崩れます。


■② 江戸走りの本質は「同じ速度」

江戸走りは速さを競う走りではありません。
・歩幅をそろえる
・上下動を抑える
・一定のリズムを保つ
ことで、集団全体の到達速度を上げます。


■③ 横並び移動が渋滞を防ぐ理由

縦一列では、
・前が止まると全員停止
・後方確認が遅れる
という問題が起きます。江戸走りの考え方では、横並びで視野を広く保ち、障害物を早く察知できます。


■④ 家族4人避難の現実的な動き方

家族避難では、
・中央に子ども
・外側に大人
・歩幅は最も遅い人に合わせる
これが基本です。江戸走りの低重心移動は、全員が無理なく続けられます。


■⑤ 被災地で見た「うまくいった家族」

被災地派遣やLO活動で印象的だったのは、事前に動き方を決めていた家族です。速さよりも「隊形」を優先しており、混雑の中でも迷わず避難できていました。


■⑥ 子どもが疲れにくい理由

江戸走りは上下動が少ないため、
・足への負担が軽い
・呼吸が乱れにくい
という特徴があります。子どもが途中で座り込むリスクを減らせます。


■⑦ やらなくていい防災

・「急げ!」と声を荒げる
・体力のある人が先行する
・後ろを振り返らない
これらは家族分断の原因になります。


■⑧ 今日できる最小行動

・散歩時に横並びで歩いてみる
・一番遅い人に歩幅を合わせる
この練習だけでも、災害時の避難力は確実に上がります。


■まとめ|家族避難は速さより“まとまり”

家族全員が同時に動けることが、最大の安全対策です。

結論:
家族避難で大切なのは、最速の一人ではなく、全員が同時に到達することです。
元消防職員としての現場経験からも、江戸走り的な集団移動は、混乱時ほど効果を発揮すると感じています。

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