【防災士が解説】家庭で“必ず用意すべき乾電池”|防災の基本だけど一番忘れられるアイテム

通年で検索され続ける防災テーマが「乾電池」。
ライト・ラジオ・ランタン・おもちゃ・時計——家のあらゆる物が電池で動きます。
しかし、多くの家庭で“足りない・サイズが合わない”という失敗が起きます。
防災士の視点で揃えるべき電池を解説します。


■ 結論:乾電池は“単三・単四を大量ストック”が最適解

実際に最も使うのはこの2種類。
家庭防災では 単三:20本、単四:10本 が安心ラインです。

  • ランタン
  • 懐中電灯
  • ラジオ
  • ヘッドライト
  • おもちゃ
  • 電子辞書

ほぼすべてが単三・単四で動きます。


■ アルカリ電池と充電池は“併用”がベスト

● アルカリ電池(一次電池)

  • 長期保存に強い
  • すぐ使える
  • 非常用ボックス向け

● 充電池(エネループなど)

  • コスパ最強
  • 日常利用と兼用可能
  • ソーラーパネルで充電すれば災害時も無限運用

災害用はアルカリ、普段使いは充電池という使い分けが効果的です。


■ 乾電池の保管は“冷暗所で1つのボックスにまとめる”

部屋のあちこちに置くと、必要な時にどこにもない…という事態になります。
防災用の箱にサイズ別でまとめて保管するのが最適です。

  • 高温多湿を避ける
  • 金属と接触させない
  • 使用期限が見えるように保管

これだけで管理が劇的にラクになります。


■ 電池でよくある失敗例

  • 単一・単二はほとんど使われておらず余っている
  • ライトと電池の“規格が合わない”
  • 電池が切れた古いライトを放置
  • 期限切れで液漏れして壊れる

特に液漏れは本体破損の原因になるため要注意。


■ 家庭防災で揃えるべき量の目安

  • 単三:20本
  • 単四:10本
  • 単一:2本(大型ランタン用)
  • 単二:2本(必要なら)
  • 充電池一式(普段使い用)
  • モバイルバッテリー3台
  • 乾電池式のライト2〜3個

このセットがあれば、停電が長引いても光を確保できます。


■ まとめ

乾電池は「地味だけど命を守るアイテム」。
ライトやラジオは揃えているのに電池がない家庭が非常に多いです。
単三と単四を中心にストックしておけば、多くの災害に対応できる最強の備えになります。

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