医療アクセスが途絶える災害時、
最も役に立つのが“家庭の常備薬セット”。
通年で検索される重要テーマであり、病院が混雑・閉鎖するケースを考えると命を守る装備になります。
プロ視点で揃えるべき中身をまとめます。
■ 結論:常備薬は“6ジャンル”でそろえる
1つでも欠けると災害時の不調に対応できません。
家庭で最低限そろえるべきジャンルは次の6つ。
- 解熱鎮痛薬
- 胃腸薬
- 消毒・絆創膏
- アレルギー薬
- 目薬
- 持病薬(必須)
■ 解熱鎮痛薬:発熱・痛みの両方に対応
避難所は寒暖差やストレスが多く、体調不良が起こりがち。
頭痛・筋肉痛・発熱まで幅広く対応できる薬を1箱備えておきます。
■ 胃腸薬:災害時は“胃にくる”
非常食やストレスで胃の負担が増えやすく、胃痛・下痢が多発します。
錠剤タイプが使いやすく、家族全員が飲めるものが便利です。
■ 消毒・絆創膏:ケガは必ず起きる
避難所の床・破片・段ボール作業で“小さなケガ”が増えます。
すぐに処置できれば感染症を防げるため、消毒液と絆創膏は多めに。
- 消毒液
- 個包装の絆創膏
- ガーゼ・テープ
■ アレルギー薬:忘れがちな必須アイテム
花粉症やアレルギー体質の人は必須。
薬がない避難生活は本当につらく、生活の質が大幅に下がります。
■ 目薬:乾燥・粉じん対策
避難所は空気が乾燥し、粉じんで目が荒れます。
“防災の見落としNo.1”がこの目薬です。
- 乾燥対策の人工涙液
- コンタクト用品もセットで保管
■ 持病薬:7日分を必ず確保
高血圧・糖尿病・心臓系の薬など、
災害時は“処方が切れる”ことが最大のリスク。
必ず普段から1週間分は余裕を持って保管しておきます。
■ 常備薬セットは“ポーチ1つ”にまとめると最強
- ジャンル別に小袋で整理
- 家族全員が取り出し方を知っている
- 非常用持ち出し袋にもそのまま入る
管理が楽になり、避難時もすぐ持ち出せます。
■ まとめ
常備薬セットは、小さな不調を“重症化させない”ための命綱。
災害時は病院が使えないことを前提に、
解熱・胃腸・アレルギー・ケガ・目・持病薬の6ジャンルを揃えておくことで、家族の健康をしっかり守れます。

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