被災地派遣やLOとして多くの現場に立つ中で、最も強く感じたのは「人は正しい情報があっても、正しく動けない」という現実です。
未来の防災では、避難行動の“心理”を理解することが不可欠になります。
■① なぜ人はすぐに避難しないのか
人は危険を過小評価する傾向があります。
これを正常性バイアスと呼び、「自分だけは大丈夫」と思い込んでしまいます。
■② 避難判断を遅らせる3つの心理
・周囲の様子を見る同調行動
・今の生活を崩したくない現状維持バイアス
・避難=負けという誤った感情
これらが避難を遅らせます。
■③ 被災地で実際に多かった失敗
豪雨災害では、
「隣が動いていないから様子見した」
この判断が取り返しのつかない結果を招きました。
■④ 音・色・言葉が行動を変える
避難行動は論理より感覚で決まります。
サイレン、色分け表示、短い強い言葉が人を動かします。
■⑤ 未来の避難誘導は心理設計が鍵
単なる「避難してください」では動きません。
「今すぐここを離れてください」という具体性が必要です。
■⑥ 行政が言いにくい本音
避難勧告を出しても、
全員が動くとは想定していません。
だからこそ、住民側の理解が重要です。
■⑦ 自律型避難を成立させる条件
心理を理解した上で、
「迷わず動ける準備」を平時から整えることが必要です。
■⑧ 未来予想としての心理防災
AIやアプリは、
危険度だけでなく“迷い”を減らす設計へ進化していきます。
■まとめ|人は感情で動く
結論:
避難は情報ではなく、心理を動かして初めて成功する。
現場経験から断言できます。
未来の防災は、装備や制度だけでなく、
「人の心をどう動かすか」を設計する時代です。

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