【元消防職員・防災士が解説】防災×スリッパ|地震直後に“裸足で出る”は危険。無印の防災スリッパが支持される本当の理由

「備えあれば憂いなし」
この言葉が、足元の備えほど当てはまる防災用品はありません。

地震や豪雨災害の現場では、建物自体は無事でも、床一面にガラス・陶器・金属片が散乱しているケースが非常に多く見られます。
その状態で、とっさに裸足や普通のスリッパで動いてしまい、足を負傷して避難できなくなる。これは現場で何度も見てきた典型例です。

そんな中、近年注目されているのが、無印良品の「いつものもしも防災スリッパ かかと付き」です。


■① なぜ災害時は「足元」が最優先なのか

被災地派遣やLO業務で強く感じたのは、
足をやられた瞬間に行動力はゼロになるという現実です。

  • ガラス片で足裏を切る
  • 釘や金属片を踏み抜く
  • 脱げやすい履物で転倒する

足のケガは命に直結しないようで、避難遅れ・救助遅れにつながり、結果的に危険度を高めます。


■② 無印の防災スリッパが評価される理由

無印良品の
「いつものもしも防災スリッパ かかと付き」
が高評価を得ている理由は、見た目以上に“中身”が防災仕様だからです。

主な特徴

  • 踏み抜き防止シート内蔵(釘・ガラス対策)
  • かかと付きで脱げにくい
  • 合成底で屋外も対応
  • 普段履きできる違和感のなさ

購入者から
「本当に防災用?と思うくらい履き心地がいい」
という声が多いのは、日常と非常の境界をなくしている点が大きいです。


■③ 「かかと付き」が重要な理由(現場視点)

消防・防災の現場では、
脱げる履物=危険
というのが共通認識です。

  • 階段の昇降
  • 暗所での移動
  • 濡れた床・瓦礫上の歩行

これらは、かかとが固定されていないと転倒リスクが跳ね上がります
無印の防災スリッパは、スリッパ形状でありながら、足をホールドする設計がされており、この点が高く評価されています。


■④ 「非常用だけ」は続かないという現実

防災用品で失敗しやすいのが、

  • 押し入れの奥にしまう
  • 使い慣れていない
  • いざという時に見つからない

というパターンです。

その点、この防災スリッパは

  • 普段は室内履き
  • 夜はベッドの下
  • 災害時はそのまま避難

という自然な動線が作れます。
これは、防災士としても非常に理にかなった設計です。


■⑤ 代替案としてのワークマン系も有効

記事内で紹介されている
ワークマン「トレッドモックエコ」のような2WAYシューズも、

  • かかとを踏める
  • 底が厚い
  • 防寒・撥水

といった点で、防災用途として十分使えます。

重要なのは、
「裸足を防げる」「脱げにくい」「踏み抜かない」
この3点です。


■⑥ 被災地経験からの一言

災害は、寝ている時間帯に起きることが多い
そのとき、足元に何もなければ、判断を誤ります。

  • 靴を探す時間はない
  • 普通のスリッパは危険
  • 素足は論外

だからこそ、
「いつも履いているものが、そのまま防災になる」
この考え方は非常に強い。


■まとめ|防災スリッパは「最初に備える防災用品」

  • 足元のケガは避難を止める
  • かかと付き・踏み抜き防止は必須
  • 普段使いできるものが最強
  • 無印の防災スリッパは理にかなっている

元消防職員・防災士として断言します。

防災はヘルメットより先に、足元から。
この一足が、避難の成否を分けることがあります。

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