「ちょっとだけ離れたつもりだった」
火災現場で、この言葉を何度も聞いてきました。
料理中の火災は、特別な事故ではありません。
誰の家庭でも起こり得る、最も身近な火災です。
そのリスクを大きく下げる、
最も簡単で効果の高い対策が「キッチンタイマー」です。
■① なぜ料理中に火災が起きるのか
料理中の火災原因で多いのは次の行動です。
- 煮込み中に別の部屋へ行く
- 揚げ物中にスマホを見る
- 「弱火だから大丈夫」と思い込む
火は、人の集中力が切れた瞬間に事故になります。
被災地派遣や住宅火災対応でも、
「火をつけたまま意識が離れた」ケースが圧倒的多数でした。
■② キッチンタイマーが防災になる理由
キッチンタイマーは、ただの料理道具ではありません。
- 時間を“音”で知らせる
- 意識を強制的にキッチンへ戻す
- 「火がついている」ことを思い出させる
つまり、
人のうっかりを補う防災装置です。
■③ 「タイマー=長時間」の誤解は危険
よくある勘違いがあります。
「10分以上の料理のときだけ使えばいい」
これは危険です。
- 1分
- 3分
- 5分
短時間でも、火災は起きます。
元消防職員として断言できますが、
“一瞬”が一生を変える火災は珍しくありません。
■④ 一般市民が今日からできる使い方
おすすめのルールはこれだけです。
👉 火をつけたら、必ずタイマーをセット
- 煮物 → 3分
- 揚げ物 → 1〜2分
- フライパン → 1分
鳴ったら必ずキッチンを確認。
必要なら再セット。
これだけで、火災リスクは大きく下がります。
■⑤ 被災地・現場で感じた「音の力」
火災現場では、
- 焦り
- 思い込み
- 慣れ
が重なります。
そんな中で人を救うのは、
音・合図・強制的な気づきです。
キッチンタイマーの「ピピッ」という音は、
火災を止める最後のブレーキになります。
■⑥ 家族全員で共有してほしい防災習慣
この習慣は、
- 子ども
- 高齢者
- 共働き家庭
すべてに有効です。
「料理中=タイマー」
これを家のルールにしてください。
■まとめ|キッチンタイマーは命を守る道具
防災は、特別な装備ではありません。
- 火を消す
- 目を離さない
- タイマーを使う
この積み重ねが、
家と家族と人生を守ります。
料理中は必ず、キッチンタイマー。
それが、最も身近で確実な防災です。

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