防災グッズの中で、もっとも使用頻度が高く、
“持っていて本当に助かった”と言われるのが 軍手(すべり止め付き手袋)。
地震・豪雨・台風など、どんな災害でも
割れ物・破損物・飛散物の片付け作業 が必ず発生します。
通年で検索される防災の定番テーマであり、
防災士としても「絶対に全家庭で備えるべきアイテム」のひとつです。
家庭で必要な理由・選び方・本数を、1400字で徹底解説します。
■ 結論:軍手は“すべり止め付き×2〜3組”が最強
軍手は1組では足りません。
災害時は破片・ガラス・金属など危険が多いため、
すべり止め付きの厚手タイプを2〜3組 備えるのが最適。
- 1組目:自宅作業用(割れ物・家具移動)
- 2組目:避難時用(荷物運搬)
- 3組目:家族用 or 予備
洗えない状況でも使いまわせるよう、複数枚あると安心です。
■ 軍手が災害時に必須な理由
● ① ガラス・破片から手を守る
地震では窓ガラス、食器棚、本棚などあらゆるものが割れて散乱します。
素手で片付けるのは危険すぎます。
● ② 荷物運び・家財移動で滑り止めが重要
避難時はバッグ・水・食料など重量物を運びます。
すべり止めがあるだけで、握力の消耗が大幅に減り、怪我防止になります。
● ③ 外仕事・屋外避難時に手が冷えない
寒い時期の片付け作業では、軍手があるだけで体感温度が変わります。
■ 防災士が推奨する“軍手の選び方”
災害用途で最も重要なのは 強度とグリップ力。
① すべり止めが全体についたタイプ
点状より、線状・全面のタイプが強力です。
② 厚手(2本〜3本編み)
薄い軍手は破片が貫通しやすいため防災には不向き。
③ サイズは大きめが安全
手首まで覆えるタイプだと破片の侵入を防げます。
④ 色は“汚れが目立たない”もの
白は破片が見えやすいが、汚れが目立つため避難用にはグレー・黒が便利。
■ 軍手が活躍する“具体的シーン”
- 割れたコップ・皿・ガラスの片付け
- 家具転倒の撤去
- ブロック・瓦礫移動
- 荷物運搬(段ボール・水ケース)
- 車のチェーン・タイヤ交換
- 避難所の設営
- 雨漏り補修のブルーシート貼り
どんな災害でも“手の安全”を守る軍手は絶対に必要です。
■ 軍手の保管場所は“複数ヶ所”が必須
災害時すぐ取り出せるよう、家の中で分散保管します。
- 玄関(外作業用)
- キッチン下(片付け用)
- 寝室(夜間地震に備える)
- 車(豪雨・雪の緊急作業用)
- 非常持ち出し袋(避難時用)
軍手は軽く、かさばらないため、複数セットの配置がとても有効です。
■ 軍手と一緒に備えるべきアイテム
- 防刃手袋(ガラス作業が多い家に)
- 割り箸・ほうき・ちりとり(破片処理)
- 布ガムテープ(破片の回収)
- ブルーシート(応急修理)
軍手+布ガムテープの組み合わせは、破片回収や応急補修に最強です。
■ まとめ|軍手は“家庭防災の基本中の基本”
軍手は、被災後の“最初の片付け作業”を安全に行うための必須装備。
- すべり止め付き軍手×2〜3組を備える
- 厚手タイプを選ぶ
- 家の複数箇所に分散保管する
- 布ガムテープ・ブルーシートとセットで応急補修が完成
手を守れなければ、片付けも避難もできません。
軍手は“命を守る作業手袋”——家庭防災で絶対に欠かせない最強アイテムです。

コメント