【防災士が解説】防災×初動|災害 初動 行動マニュアル

災害対応で最も差が出るのは「最初の行動」です。被災地派遣やLOとして現場に入った際、被害が拡大した地域ほど初動が曖昧で、判断が遅れていました。一方で、被害が抑えられた現場には共通して“迷わない初動行動”がありました。ここでは、誰でも実行できる初動行動マニュアルを整理します。


■① 初動行動とは何か

初動行動とは、災害発生直後から数十分以内に取る行動のことです。この時間帯の判断が、その後の安全と被害規模を左右します。


■② 初動で最優先すべき目的

初動の目的は「被害を増やさないこと」です。情報収集よりも、まず身の安全確保を優先することが基本になります。


■③ 発災直後に取る基本行動

揺れ・風・雨が続く間は無理に動かず、安全な場所を確保します。現場経験上、この判断ができた人ほど怪我をしていませんでした。


■④ 情報を取りに行かない判断

初動で多い失敗が「様子を見に行く」行動です。被災地では、この行動が二次被害につながる場面を何度も見てきました。


■⑤ 家族・周囲との役割分担

初動時は全員が同じ行動を取る必要はありません。安否確認、避難準備、情報確認などを事前に分けておくことで混乱を防げます。


■⑥ 現場で感じた初動の落とし穴

防災士として現場に立ったとき、「自分は大丈夫」という思い込みが最も危険だと感じました。経験の有無に関係なく、マニュアルに沿った行動が重要です。


■⑦ 初動行動を習慣化する

初動行動は知識ではなく習慣です。定期的に想像し、頭の中でシミュレーションするだけでも実行力は高まります。


■⑧ 初動マニュアルはシンプルでいい

複雑なマニュアルは災害時に機能しません。誰でも思い出せる行動を3〜5項目に絞ることが現実的です。


■まとめ|初動がすべての分かれ道

災害対応は、後から取り戻せません。

結論:
命と生活を守る鍵は、最初の行動を迷わず実行できるかどうかです。
被災地派遣や元消防職員としての経験から、初動が整っていた現場ほど、その後の復旧も早かったと断言できます。

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