冬場に人気のフリース毛布は軽くて暖かい反面、静電気が発生しやすい素材です。パチッという不快感だけでなく、乾燥環境や可燃物との組み合わせ次第では火災リスクを高める可能性もあります。ここでは、家庭で実践できる静電気除去テクニックを解説します。
■① なぜフリースは帯電しやすいのか
フリースはポリエステル素材が中心で、摩擦によって電子が移動しやすい特性があります。乾燥した室内では放電されにくく、帯電が蓄積しやすくなります。
■② 室内湿度を40〜60%に保つ
湿度が上がると空気中の水分が電気を逃がしやすくなります。加湿器がない場合は、洗濯物の室内干しでも一定の効果があります。
■③ 洗濯時の柔軟剤活用
柔軟剤には帯電防止成分が含まれています。ただし過剰使用は繊維劣化につながるため、表示通りの量を守りましょう。
■④ 綿素材と組み合わせる
フリース毛布と綿パジャマを組み合わせることで、帯電の偏りを軽減できます。ポリエステル同士は避けるのが基本です。
■⑤ 静電気防止スプレーの適切な使用
スプレーは使用前によく乾かし、火気の近くで使用しないことが重要です。
■⑥ 金属に触れてから布団に入る
ドアノブなどであらかじめ放電してから寝具に触れることで、急激な放電を防げます。
■⑦ 毛布をこまめに干す
繊維に溜まった湿気やホコリを除去することで、帯電の原因を減らします。
■⑧ 被災地で感じた寝具の重要性
被災地派遣時、仮設住宅でフリース毛布が大量に支給されました。乾燥した環境では静電気が頻発し、驚いてストーブに近づくケースもありました。安全距離の確保が重要です。
■⑨ 防炎加工製品を選ぶ
防炎表示のある寝具は万一の引火拡大を抑制する効果があります。
■⑩ 日常からの見直しが最大の対策
特別な装置がなくても、湿度管理と素材選びで大きく改善できます。
■まとめ|静電気は「乾燥×素材」で防げる
フリース毛布の静電気対策は、湿度管理と素材バランスが鍵です。
結論:
日常の小さな工夫が、冬場の火災リスクを確実に下げます。
防災士として現場を見てきた経験から、火災は「偶然」ではなく「環境の積み重ね」で起きると実感しています。今できる対策を積み重ねましょう。
出典:総務省消防庁「住宅火災の実態」

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