地震のあと、
床一面に割れた食器。
これは被災地で何度も見てきた光景です。
食器棚の扉が開き、
中身が一斉に飛び出す。
その破片で足を切る事故は少なくありません。
■① 食器棚が危険になる理由
揺れが大きいと、
扉は簡単に開きます。
・ロックがない
・磁石式だけ
・経年劣化
こうした条件が重なると、
棚の中身はほぼ落下します。
■② 耐震ラッチとは何か
耐震ラッチは、
一定以上の揺れを感知すると
自動で扉をロックする仕組みです。
揺れが収まると解除できます。
電源不要で、
取り付けも比較的簡単です。
■③ 実際に多かった失敗
被災地では、
「棚は固定したけど扉対策はしていない」
というケースが非常に多かったです。
棚が倒れなくても、
中身が飛び出せばケガにつながります。
固定とロックはセットで考えることが重要です。
■④ 設置のポイント
・上部に確実に固定
・左右両扉に取り付け
・年1回の動作確認
設置後の確認も忘れないことが大切です。
■⑤ ガラス飛散防止との組み合わせ
耐震ラッチだけでなく、
飛散防止フィルムも併用すると
安全性はさらに高まります。
二重対策が理想です。
■⑥ 優先順位の考え方
全ての棚を一気に対策する必要はありません。
まずは、
・食器棚
・ガラス戸付き収納
ここから始めましょう。
■まとめ|扉が開かないだけで被害は激減する
地震の室内被害は、
「開く・落ちる・割れる」の連鎖です。
耐震ラッチは
その最初の「開く」を止めます。
結論:
棚固定と扉ロックは必ずセットで行うことが家族を守る基本対策です。
防災士として現場を見てきた立場から言えるのは、
事前にやった対策は必ず差になります。
やらなかった後悔だけは、残さないようにしておきましょう。

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