【防災士が解説】年末こそ“非常持ち出し袋”を総点検する理由|1年の終わりは防災見直しの最強タイミング

年末は、生活用品の入れ替え・大掃除・買い出しが重なるため、
“非常持ち出し袋(避難バッグ)を見直す最高のタイミング”です。

バッグの中身は、季節・家族構成・健康状態で必要物が変わります。
年末に総点検するだけで、来年の安心度が一気に上がります。


■ 1. 食品・水の賞味期限を一気にチェック

年末は食品の整理がしやすいので、
非常袋の中身も同時に見直すのが効率的。

  • レトルト食品
  • カロリーメイト
  • 缶詰
  • 水500ml
  • 乾パン

期限が近い物は食べて、新しい物と入れ替える。


■ 2. 冬に必要なアイテムを追加する

年末〜年明けは寒波が多い季節。
“冬仕様”にしておくことが重要。

  • カイロ
  • 手袋
  • ネックウォーマー
  • 毛布の代わりになるアルミブランケット
  • カッパ(防風・防寒)

冬の夜間避難で、これらがあるかどうかで生存性が変わります。


■ 3. 乾電池・ライト・モバイルバッテリーの動作確認

避難時の“光”と“通信”が命を守るため、
年末の点検は必須。

  • 懐中電灯がつくか
  • ヘッドライトの電池残量
  • モバイルバッテリーを100%満充電に
  • ケーブルの断線がないか

冬は停電が多い季節なので特に重要。


■ 4. 家族の最新情報に合わせて中身を変更

1年で家族状況は大きく変わります。

  • 子どもが成長した
  • 祖父母と同居した
  • 服薬が増えた
  • アレルギーがわかった

その変化に合わせて、避難バッグも“更新”する。


■ 5. 重要書類の最新版を入れておく

年末は保険・税金・契約の見直しが多い時期。
避難バッグの書類も最新化しておく。

  • 保険証のコピー
  • 身分証コピー
  • 通帳・クレカの番号メモ
  • 家族の連絡先リスト
  • お薬手帳コピー

スマホが壊れても紙で残っていれば安心。


■ 6. 使わない物は思い切って減らす

避難袋が重すぎると、実際に持ち出せません。

  • 不要な衣類を減らす
  • 調味料は不要
  • 使いにくい道具は外す

“持って逃げられる重さ”が最優先。


■ まとめ

年末は、非常持ち出し袋を総点検する最高の時期。

  • 賞味期限の更新
  • 冬仕様アイテム追加
  • 光源と電源の確認
  • 家族の最新情報で内容を更新
  • 重要書類の最新版を追加
  • 重すぎる荷物は減らす

年末に1回見直すだけで、
新年を安心して迎えることができます。

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