【防災士が解説】年末の“冬休み×子どもの安全”|留守番・外遊び・動画視聴が増える時期に親が必ず押さえるべき防災ポイント

年末〜冬休みは、子どもたちの行動パターンが大きく変わる季節。
外遊び・自宅での留守番・ゲーム・動画視聴——
普段より自由時間が増える分、事故や災害のリスクも上がります。

“冬休み中の安全ルール”を作るだけで、
子どもを守る力が格段にアップします。


■ 1. 子どもが留守番する日は“地震時の行動”を必ず共有する

冬休みは留守番が増える時期。
地震が起きた瞬間、子どもが迷わないように行動を決めておく。

  • まずは机の下に入る
  • 窓・食器棚から離れる
  • 揺れがおさまったら玄関に移動
  • 火元は触らない
  • 親へ連絡(SMSやメッセージアプリでOK)

ルール化しておくだけで、行動が大きく変わる。


■ 2. 冬の外遊びは“夕方の事故”が最も多い

日没が早い冬は、次の事故が増えます。

  • 自転車の無灯火
  • 反射材なしで歩く
  • 車の死角で接触
  • 公園の凍結エリアで転倒

冬休みは“反射材付きの上着”が最強。


■ 3. 子どもが触れる暖房機器は事故の温床

冬休みは暖房フル稼働。

  • ストーブ近くに置かない
  • 加湿器のコードを引っ張らない
  • 電気毛布の温度が高すぎないか
  • ろうそく類は絶対に使わせない

火災・やけどは冬に最も多い家庭事故。


■ 4. 動画視聴・ゲーム中の“地震通知”に慣れさせる

冬休みはスマホ・タブレット使用時間が増える。
緊急地震速報や警報に“慣れないまま”冬休みに突入すると危険。

  • アラート音が鳴ったら動きを止める
  • 机・テーブルの下に入る練習
  • すぐ玄関へ移動する練習

1分の練習だけで、子どもの災害対応は大きく変わる。


■ 5. 冬休み前に“子ども版ミニ防災セット”を作る

外遊び・塾・習い事用に、小型の防災セットがあると安全。

  • 小型ライト
  • ポケットティッシュ
  • カイロ
  • 小型の飴(低血糖対策)
  • 絆創膏
  • 連絡先カード

軽くても“持たせる意味”が非常に大きい。


■ まとめ

年末〜冬休みは、
“子どもの自由時間が増える=リスクも増える” 時期。

  • 地震の行動ルールを共有
  • 反射材付きで外遊び
  • 暖房機器の事故対策
  • 警報に慣れさせる
  • 子ども用ミニ防災セットを準備

これだけで、冬休み中の子どもの安全度が劇的に上がります。

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