年末は冬キャンプをする人が増える時期。
しかし冬キャンプは“自然災害レベルの寒さと危険”があるため、
防災目線なしでは事故が起きやすいシーズンです。
冬キャンプは、夏とは全く別物の“命を守る準備”が必要になります。
■ 1. 寝袋は“耐寒性能（限界温度）”で選ぶ
冬キャンプで最も危険なのが“夜間の低体温症”。
- 0〜−5℃対応（地域によっては必須）
- 中綿はダウンが最強
- 敷マットは断熱が高いものを選ぶ
冬は地面からの冷気で体温が一気に奪われる。
■ 2. テント内の火気使用は絶対にNG
一酸化炭素中毒は、冬キャンプ最大の死亡原因。
- 石油ストーブをテント内で使わない
- 料理も前室または外で
- テント内の換気は常に確保
“寒いから火を使う”が最大の落とし穴。
■ 3. 焚き火は“飛び火と風向き”に注意
冬の空気は乾燥しているため、
飛び火が思った以上に遠くまで飛びます。
- 風下にテントを置かない
- 乾燥した草の上で焚き火をしない
- 火の粉が衣類に付かないよう注意
年末は風が強い日も多く、火災事故が増えがち。
■ 4. 食材・飲み物も凍るため“保温”が必要
冬キャンプでは、次のトラブルがよく起きます。
- 朝起きたら飲み物が凍っている
- 調理具が冷たすぎて温まらない
- 料理が冷えて食中毒の原因に
保温バッグや湯たんぽを活用して、食材温度を維持することが大切。
■ 5. 冬キャンプは“天候の急変”が命取り
年末は低気圧・寒波の影響で天候が急に変わる。
- 雪
- 氷雨
- 強風
- 気温急低下
“天気アプリを1時間ごとに確認”する習慣が必須。
■ 6. 車の防寒装備が生存性を上げる
冬キャンプは、“帰りの車が動かない”事故が多い。
- 凍結でスリップ
- 大雪で立ち往生
- バッテリー上がり
車に次を積んでおくと安全。
- 毛布
- カイロ
- 携帯トイレ
- 小型スコップ
- チェーン
キャンプ場から出られない事態を想定して準備する。
■ まとめ
年末の冬キャンプは楽しい反面、
“寒さ×火気×乾燥×天候急変”で事故リスクが最大級。
- 寝袋は耐寒性能重視
- テント内の火気禁止
- 焚き火は風と距離に注意
- 食材凍結を防ぐ
- 天気を頻繁にチェック
- 車の冬装備を準備
防災視点の準備が、冬キャンプの安全と楽しさを守ります。
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