【防災士が解説】防災×渇水対策|福岡で進む減圧給水と“今すぐできる節水”

福岡県内で水不足が深刻化しています。

筑後川水系の主要6ダムの貯水率は20%台まで低下。
「異常渇水に近い」との声も出ています。

すでに一部地域では減圧給水が始まり、
蛇口をひねっても「チョロチョロ」としか出ない状況も。

水は災害時だけの問題ではありません。
“平時の渇水”も立派な危機管理です。


■① ダムの水位が大幅低下

福岡県朝倉市の寺内ダムでは、
満水時と比べて水位が大きく低下。

去年9月以降、雨が少ない状況が続き、
筑後川水系6ダムの貯水率は20.1%まで下がっています。

これは平年を大きく下回る水準です。


■② 取水制限が強化

九州地方整備局などは、
筑後川からの取水制限を
15%から30%へ強化。

「残った水をどう有効に使うか」
という段階に入っています。

渇水は突然起きるのではなく、
静かに進行します。


■③ 減圧給水が生活に影響

太宰府市・大野城市・筑紫野市などで
減圧給水が実施。

影響としては、

・蛇口の水圧が弱い
・浴槽に水をためる時間が長い
・複数同時使用で水が出にくい

日常の不便が積み重なります。


■④ このまま悪化すると断水の可能性

貯水率がさらに低下すれば、
断水のリスクも否定できません。

断水は地震や豪雨だけでなく、
“雨が降らない”だけでも起きます。

防災は自然災害だけではないのです。


■⑤ 蛇口15秒で変わる

筑後川水系では、
1日約34万トンの水が使われています。

350万人が
皿洗いの際に15秒間蛇口を止める。

これを1カ月続けるだけで、
1日分の水をまかなえる計算になります。

15秒は短い。
しかし全員なら大きい。


■⑥ 現場で多かった誤解

多かった誤解は、

「自分1人がやっても意味がない」

という考えです。

災害現場でも同じでした。

1人の行動は小さい。
でも、全員の行動は社会を守ります。


■⑦ 今日からできる具体策

・歯みがき中はコップ使用
・シャワー時間を1分短縮
・皿洗いはため洗い
・洗濯はまとめて回す
・トイレは大・小を適切に使い分け

無理なく、続けられる方法を。


■⑧ 水不足は“静かな災害”

地震のような揺れはありません。

しかし、
水が止まれば生活は止まります。

渇水は“音のない災害”。

だからこそ、
早めの自律型対策が重要です。


■まとめ|水はある前提で動かない

結論:
節水は善意ではなく、防災行動である。

防災士として感じるのは、
水が出ることを前提に生活していることの危うさです。

減圧給水は警告です。

断水になる前に、
“みんなで守る水”。

今日から15秒。

その積み重ねが、
地域を守ります。


出典:FNNプライムオンライン「福岡で広がる減圧給水 水不足が深刻化」

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