【防災士が解説】年末の“冬の旅行×災害”|大寒波・大雪・停電・地震…旅先で命を守るための行動ガイド

年末年始の旅行は、
“寒波・大雪・強風・地震”など冬の災害リスクが最も高くなる時期。
旅先は土地勘がなく、避難経路もわからず、
いつもの家より危険度が上がります。

旅行中こそ、防災意識が命を守る最大のカギです。


■ 1. ホテルに着いたら“避難経路+非常口”を必ず確認

旅先の建物構造は初見では分かりません。

  • 非常口の場所
  • 非常階段の位置
  • エレベーター以外の逃げ道

3分の確認が命を救う行動。


■ 2. 冬は“停電リスク”が高いので照明確保が必須

ホテルの停電は、廊下も非常に暗くなります。

  • 小型ライト
  • ヘッドライト
  • スマホライトは温存

夜間の停電はパニックの原因になる。


■ 3. 車で旅行する場合は“冬装備”をフルで持っていく

冬の移動トラブルは旅行中に多発。

  • 毛布
  • 携帯トイレ
  • カイロ
  • 充電ケーブル
  • モバイルバッテリー
  • タイヤチェーン
  • 小型スコップ

立ち往生は“10時間以上”になることも。


■ 4. 大雪の旅行先では“靴選び”が安全の決め手

冬の観光地で最も多い事故は“転倒”。

  • 滑りにくい靴底
  • 厚手の靴下
  • 夜の雪道は歩幅を小さく
  • 階段・坂道は特に注意

地震後の避難でも転倒が一番多い。


■ 5. 旅先のコンビニ・薬局の場所を把握しておく

旅行中は“どこに物資があるのか”がわからず困りやすい。

  • コンビニ
  • 薬局
  • スーパー
  • 24時間営業店舗

食料・水・薬の確保は災害時の最優先。


■ 6. 温泉地・山間地は通信が弱い場所も多い

年末は通信混雑も加わり、
緊急時にスマホが使えないことも。

  • 事前に地図をダウンロード
  • 電池は寒さで急激に減る
  • モバイルバッテリーは常に満充電

通信不能=情報を失うことになる。


■ 7. 冬の旅行は“体調不良”が災害を悪化させる

冬は乾燥・寒さで免疫が下がりやすい。

  • 水分補給
  • 防寒徹底
  • 無理なスケジュールは避ける
  • お腹に優しい食事を選ぶ

災害時に体調が悪いと避難行動が遅れる。


■ まとめ

年末の冬旅行は、
“寒波×大雪×停電×地震×通信障害”が重なる危険な時期。

  • ホテル到着後に避難経路確認
  • 小型ライトで停電対策
  • 冬装備を車に常備
  • 雪道の転倒防止
  • 旅先の物資ポイント確認
  • 通信不良への備え
  • 体調管理を徹底

冬の旅行は「楽しさ×防災」の両立が命を守ります。

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