新年度や新生活が始まる春は、生活環境が大きく変わるタイミングです。
引っ越しや一人暮らし開始、通勤・通学ルートの変更など、日常が変われば“想定すべき災害リスク”も変わります。
この時期こそ、防災グッズを「足す」のではなく、「最適化する」ことが大切です。
■① まずは“今の生活動線”を書き出す
防災グッズは量よりも適合性が重要です。
・自宅の間取り
・通勤・通学ルート
・よく行く商業施設
・最寄りの避難所
生活動線が変われば、必要な備えも変わります。
■② ミニマム防災の基本セット
新生活で最低限揃えるべきものは次の通りです。
・飲料水(1日3L×3日)
・簡易トイレ(最低15回分)
・モバイルバッテリー
・LEDライト
・常備薬
すべてを完璧に揃えなくても構いません。
まずは「3日間生き延びるセット」を意識します。
■③ 引っ越し直後にやるべき3つのこと
・家具の転倒防止確認
・ブレーカー位置の確認
・ハザードマップ確認
特に家具固定は後回しになりがちです。
新生活初日に実施するのが理想です。
■④ よくある失敗
防災士として相談を受ける中で多いのは、
「とりあえず防災セットを買えば安心」
という思い込みです。
市販セットは便利ですが、
自分の生活に合わない内容も多く含まれています。
■⑤ 一人暮らしなら“軽量化”が鍵
単身世帯では、
・重すぎるリュック
・大量の保存食
・大型発電機
は現実的ではありません。
持ち運べる重さ(5〜7kg程度)を目安にします。
■⑥ スマホ防災の再設定
・緊急速報ON
・位置情報共有設定
・ハザードマップアプリ確認
新住所に変更したら、
アプリの地域設定も更新します。
■⑦ 生活用品を防災転用する
“わざわざ買わない防災”も大切です。
・レインコート → 防寒・防水
・普段のリュック → 持ち出し袋
・常備お菓子 → ローリングストック
無理なく続けられる備えが理想です。
■⑧ 5分でできる春チェック
今日できることは、
・水の本数確認
・電池残量確認
・家具ぐらつき確認
完璧よりも、継続です。
■まとめ|“増やす”より“整える”春防災
新生活は、備えを見直す最高のタイミングです。
大量に揃えるのではなく、
今の暮らしに合うかどうかを基準にします。
結論:
新生活こそ「最小限で最大効果」の防災へ
防災士として感じるのは、
備えは重さよりも“納得感”が継続を生むということです。
出典元:内閣府「防災情報のページ」

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