春は穏やかな季節と思われがちですが、実は急発達する低気圧や黄砂、強風による視界不良が増える時期です。
車移動中に突然の強風や砂塵に襲われた場合、「走り続けるか、停車するか」の判断が命を左右します。
ここでは、車中での正しい避難判断基準を整理します。
■① 春の強風が危険な理由
春の低気圧は発達が早く、短時間で暴風域に入ることがあります。
・横風によるハンドル操作不能
・飛来物の衝突
・視界ゼロに近い砂塵
特に橋梁や高架道路は横転リスクが高まります。
■② 視界不良の基準
次の状態になったら“走行継続は危険”です。
・前方が50m未満しか見えない
・車線が確認できない
・砂や落下物がフロントガラスに当たり続ける
迷ったら「止まる勇気」が基本です。
■③ 停車時の正しい位置
安全に停車するためには、
・路肩ではなくサービスエリアや駐車帯
・トンネル内は避ける
・ハザード点灯+車間確保
高速道路では無理に路肩に止まるより、最寄りの出口を目指す方が安全な場合もあります。
■④ 車内避難の姿勢
停車後は、
・シートベルト着用継続
・窓を完全に閉める
・外に出ない
強風時に外へ出る行為が最も危険です。
■⑤ 黄砂時の健康管理
黄砂やPM2.5が重なると呼吸器への負担が増えます。
・マスク着用
・エアコン内気循環
・車内フィルター確認
アレルギー体質の方は特に注意が必要です。
■⑥ よくある誤解
現場活動の中で多かったのは、
「四輪だから横風に強い」
という思い込みです。
実際にはワンボックスや軽自動車は横風の影響を受けやすく、横転事故も発生しています。
■⑦ 事前準備チェック
春前に確認しておきたい項目は、
・タイヤ空気圧
・ワイパー状態
・ウォッシャー液
視界確保は防災の基本です。
■⑧ 帰宅後の点検
強風走行後は、
・ボディ傷
・タイヤ異常
・アンテナ破損
を確認します。小さな破損が次の事故につながります。
■まとめ|“止まる判断”が命を守る
春の強風・黄砂は予測が難しく、突然襲ってきます。
走り続ける勇気よりも、
止まる冷静さが安全につながります。
結論:
視界が奪われたら迷わず停車、外へ出ない
防災士として感じるのは、事故の多くが「もう少しなら大丈夫」という判断から始まるということです。
判断を一段階早めることが、命を守る最短ルートです。
出典元:気象庁「強風・黄砂に関する情報」

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