春の公園や河川敷は、多くの人でにぎわいます。
しかし、レジャー中でも火災は突然発生します。
バーベキュー、コンロ、発電機、車両火災…。
「楽しい時間」から「命を守る行動」への切り替えが遅れると、被害は一気に拡大します。
■① 春の屋外火災が増える理由
春は乾燥と強風が重なりやすい季節です。
・枯れ草が多い
・突風で火の粉が飛ぶ
・テントやシートが延焼する
特に桜吹雪のように軽い花びらが舞う環境では、視界も悪くなります。
■② 最初の10秒でやるべきこと
火災を認識したら、
① 火元方向を確認
② 風向きを確認
③ 低い姿勢で距離を取る
消火よりも「距離を取る」が最優先です。
■③ レジャー用品は即放棄
・クーラーボックス
・カメラ
・レジャーシート
すべて置いて避難します。
現場では「荷物を取りに戻る」行動が最も危険でした。
■④ 風上へ避難する
煙は風下へ流れます。
風上へ移動することで、
煙吸入のリスクを大幅に減らせます。
特に子どもは地面に近い高さで煙を吸いやすいので注意が必要です。
■⑤ 子ども連れ・高齢者連れの場合
・抱きかかえる
・手を強く握る
・声をかけ続ける
パニックを防ぐため、
「大丈夫、あっちへ行こう」と短い言葉で誘導します。
■⑥ 避難後にやるべきこと
・安全な場所で人数確認
・119通報(未通報なら)
・再接近しない
消防到着前に近づく行為は非常に危険です。
■⑦ よくある誤解
「屋外だから大丈夫」という思い込み。
実際の火災では、
強風で炎が数十メートル広がることもあります。
屋外=安全ではありません。
■⑧ 事前にできる準備
・風の強い日は火気を使わない
・消火器設置場所を確認
・避難経路を事前に決める
レジャー前の“30秒確認”が命を守ります。
■まとめ|楽しい時間ほど判断を冷静に
春のレジャーは楽しい時間です。
しかし、火災は一瞬で状況を変えます。
「命優先」の切り替えができるかどうかが分岐点になります。
結論:
火災時は荷物より距離、消火より避難を優先する
元消防職員として多くの現場を経験しましたが、
早く離れた人ほど安全でした。判断は早いほど有利です。

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