「今年は花粉が多いらしい」
毎年のように聞く言葉ですが、2026年は特に注意が必要です。
東日本・北日本では例年より多く、非常に多い地域もあると予想されています。
花粉は命に直結しない――そう思われがちですが、
実は“生活機能を奪う災害型リスク”でもあります。
今回は、防災の視点から花粉シーズンへの備えを整理します。
■① 2026年花粉はなぜ多いのか
花粉飛散量は前年の夏に決まります。
花粉が多くなる条件は3つ。
・前年の夏が高温・多照
・雄花の着花量が多い
・前シーズンの飛散量が少ない
昨年の夏は記録的な高温・日照。
その影響で着花量が例年の3倍という地域もあります。
自然現象ですが、
背景には気候変動の影響も指摘されています。
■② 東京は2月10日頃から本格飛散
東京都内では、
2月10日〜12日頃に飛散開始と予想されています。
気温が14℃前後まで上がると、
一気に飛散が進みます。
「まだ2月だから大丈夫」
その油断が症状悪化につながります。
■③ 花粉症は“生活機能低下リスク”
花粉症の症状は
・透明でサラサラの鼻水
・くしゃみ
・鼻づまり
・目のかゆみ
これが2週間以上続く場合、
医療機関受診が推奨されます。
防災の観点では、
集中力低下・睡眠不足・判断力低下が問題です。
災害時に体調不良は、
そのまま避難行動の遅れにつながります。
■④ 実は増え続けている花粉量
戦後に大量植林されたスギは、
今まさに成熟期。
成長したスギは、
より多くの花粉を飛ばします。
これは“人為的背景を持つ自然リスク”とも言えます。
つまり、
毎年増える可能性がある前提で備えるべきなのです。
■⑤ 防災士から見た誤解
現場で感じるのは、
「花粉は我慢すればいい」
という誤解です。
実際には、
花粉症悪化で体力を消耗し、
避難時に動けなくなるケースもあります。
軽視は危険です。
■⑥ 今日できる具体策
・花粉飛散前に薬を開始する
・マスク・メガネを準備する
・洗濯物の室内干しを検討する
・帰宅時の衣類払い落としを習慣化する
小さな積み重ねが、
体調悪化を防ぎます。
■⑦ 自律型避難と体調管理
自律型避難は、
「元気な体」が前提です。
花粉症で頭がぼんやりしていては、
判断は鈍ります。
体調管理も防災の一部。
これは静かな防災対策です。
■⑧ 花粉対策も“備蓄”
マスク・目薬・内服薬。
これは立派な防災備蓄です。
花粉が多い年は、
品薄になることもあります。
早めの準備が安心につながります。
■まとめ|花粉も“季節災害”の一つ
2026年は東日本・北日本で花粉が多い予想。
結論:
花粉対策は、春の生活防災です。
私は防災士として、
災害時に体調を崩した人が動けなくなる姿を見てきました。
花粉は派手ではありません。
しかし、生活機能をじわじわ奪います。
見えないリスクにも、
静かに備える。
それが現代の防災です。
■出典
tenki.jp「2026年春の花粉飛散予想」
https://tenki.jp/

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