「安いときにまとめ買い」「ストックがあると安心」
これは家計管理でも防災備蓄でもよくある考え方です。
しかし、防災の現場目線で見ると――
“買いだめ=備え”とは限りません。
むしろ、管理できない備蓄は、
・ムダ
・ロス
・劣化
・スペース圧迫
を招き、いざという時に役立たないことがあります。
今日は、防災の視点から
「買いだめに注意したいもの」を整理します。
■① 冷凍食品|停電リスクを忘れていないか
冷凍食品は便利で長期保存できる印象があります。
しかし防災目線では大きな盲点があります。
それは
停電時にすべて失う可能性があること。
・冷凍庫がパンパン
・何が入っているか分からない
・賞味期限切れ
・セカンド冷凍庫を買い足す
これでは節約どころか逆効果です。
災害時は72時間停電するケースもあります。
冷凍は「日常の補助」。
防災備蓄の中心にはなりません。
■② 嗜好品|ストックは消費を増やす
お菓子・お酒などの嗜好品。
「安いから」「限定だから」と大量購入。
しかし、
・ある分だけ食べる
・家族の消費が増える
・予算管理が崩れる
結果、節約にならないことが多いです。
防災でも同様。
嗜好品は“心の備え”として一定量は有効ですが、
計画なき大量ストックは不要です。
■③ 調味料|使い切れない備蓄はロス
安いときに買った珍しい調味料。
・使い道がない
・賞味期限切れ
・冷蔵庫の肥やし
これは防災備蓄でも同じです。
災害時に重要なのは
「食べ慣れたもの」
未知の調味料は非常時に使いません。
■④ 実際に多い“備蓄の誤解”
現場で多い誤解は、
「安い=備蓄に向いている」
という考え。
正解は、
使い切れるものだけが備蓄になる。
■⑤ 防災備蓄の正しい考え方
防災備蓄の基本は
・ローリングストック
・常温保存中心
・管理できる量
・使い慣れている食品
「安いから買う」ではなく
「必ず使うから置いておく」。
これが壊れない備蓄です。
■⑥ 迷ったらこの判断
✔ 停電しても使える?
✔ 3か月以内に消費する?
✔ 家族全員が食べる?
✔ 在庫を把握できる?
1つでも不安があれば、量を減らす。
■⑦ やらなくていい防災
冷凍庫を増やす備蓄。
珍しい調味料を大量購入。
嗜好品を段ボール単位で保管。
それは防災ではありません。
■⑧ 今日できる最小行動
・冷凍庫の中身を一度全部確認する
・賞味期限チェック
・“使い切れないもの”を減らす
これだけで備蓄の質は上がります。
■まとめ|備蓄は量より管理力
結論:
買いだめは悪ではない。管理できない買いだめが問題。
防災とは、
「壊れない生活をつくること」。
量を増やすより、
無駄を減らす方が強い備えになります。
出典:サンキュ!掲載/FP主婦さくのん氏 家計管理解説記事

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