その情報、本当に信じて大丈夫ですか?
AI時代の今、偽情報(フェイクニュース)は
企業にも個人にも直接的な被害をもたらします。
災害時には特に、
・誤った避難情報
・誤解を招く医療情報
・根拠のない二次災害情報
が爆発的に拡散します。
防災においても「情報の見極め力」は命を守る力です。
■① 企業は“被害者”にも“加害者”にもなり得る
偽情報によるリスクは2つあります。
【被害者リスク】
・風評被害
・株価下落
・採用難
・抗議殺到
・ブランド毀損
【加害者リスク】
・公式アカウントの誤発信
・従業員の不用意な投稿
・AIの誤用
・ステルスマーケティング
災害時に誤情報を拡散すれば、
信頼は一瞬で崩れます。
■② なぜ人は偽情報を信じるのか
人は悪意ではなく「善意」で拡散します。
・大事な情報だと思った
・正義感が刺激された
・驚いたからシェアした
背景にあるのは“バイアス”です。
主なバイアス
・確証バイアス(自分の考えを裏付ける情報だけ信じる)
・自己奉仕バイアス
・ダニング=クルーガー効果
「自分は大丈夫」が一番危険です。
■③ アルゴリズムが偏りを強化する
SNSは
・フィルターバブル
・エコーチェンバー
を生み出します。
似た意見ばかりが届き、
異なる視点が遮断される。
災害時には特に、
不安を煽る情報が拡散されやすくなります。
■④ AIの2つの弱点
AIは万能ではありません。
1. バイアス(偏り)
学習データの偏りを含む
2. ハルシネーション(幻覚)
もっともらしい誤情報を生成する
URLの捏造や
存在しない出典の生成も起こります。
■⑤ AIチェックのAAAフレームワーク
生成AIの回答は必ず以下で確認します。
Accurate(正確性)
・事実誤認はないか
・出典は実在するか
Appropriate(適切性)
・倫理的・法的に問題はないか
Aligned(整合性)
・目的に合っているか
AIの出力は「下書き」です。
最終判断は必ず人間が行います。
■⑥ 偽情報を防ぐ3つの基本確認
情報を信じる前に確認すること。
1. 発信源
誰が言っているのか?
2. 根拠
証拠はあるか?
3. 関連情報
他の信頼機関は何と言っているか?
災害時は特に、
・自治体
・消防
・警察
・気象庁
・公的報道機関
を優先してください。
■⑦ 防災と情報リテラシーの関係
私は被災地派遣の現場で、
誤情報による混乱を何度も見てきました。
「ダムが決壊した」
「この地域は全滅だ」
「避難所が閉鎖された」
事実と異なる情報が、
パニックを生みました。
災害では“正確な情報”こそが
最強の備えです。
■まとめ
AI時代に必要なのは
・クリティカルシンキング
・出典確認
・人間による最終判断
善意のシェアが、
二次災害を生むこともあります。
3分だけ確認する習慣が、
企業と家族を守ります。
情報を扱う力も、防災力です。
■出典
日本ファクトチェックセンター(JFC)公式サイト
https://www.factcheckcenter.jp/

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