スマホは、いまや命綱です。
災害時、
・情報収集
・安否確認
・地図確認
・緊急通報
すべてスマホに依存しています。
だからこそモバイルバッテリーは「必需品」です。
しかし同時に、
リチウムイオン電池の発火事故は年々増加しています。
今回は「モバイルバッテリーの発火を防ぐケース」という新しい防災視点を解説します。
■① モバイルバッテリー火災は増えている
東京消防庁の公表データでは、
令和5年中のリチウムイオン電池関連火災の用途別で
「モバイルバッテリー」が最多となっています。
リチウムイオン電池は便利ですが、
・強い衝撃
・過充電
・劣化
・高温環境
により「熱暴走」を起こす可能性があります。
災害時は特に、
停電中の連続使用や高温環境での保管が増え、
リスクが高まります。
■② 難燃ケースという発想
今回発売された製品は、
発火を完全に防ぐものではありません。
しかし、
・炎の拡散抑制
・煙の広がり抑制
・熱の遮断
を目的とした4層構造を採用しています。
構造
・外層:シリコンコート+ガラス繊維布
・内層:ガラス繊維布+アルミ箔
最大約800℃の耐熱性能を備えています。
これは「火を出さない」よりも
「被害を広げない」という考え方です。
防災はゼロリスクではありません。
被害を最小化する発想が重要です。
■③ なぜ今、必要なのか
避難所や車中泊では、
・大量のモバイルバッテリー
・ポータブル電源
・延長コード
が密集します。
もし1台が発火すれば、
二次災害に発展する可能性があります。
私は現場で、
小さな火種がパニックを引き起こす瞬間を見てきました。
火そのものよりも、
「煙と恐怖」が混乱を拡大させます。
難燃ケースは、
その拡大を抑えるための一つの選択肢です。
■④ 併せてやるべき基本対策
ケースだけで安心してはいけません。
・膨張・変形したバッテリーは使用しない
・高温環境に放置しない
・充電中は布団や衣類で覆わない
・信頼できる製品を選ぶ
「管理」が最も重要です。
■⑤ 防災視点での活用法
このケースは
・家庭での保管用
・避難バッグ内収納
・車内備蓄
・ポータブル電源用ポーチ
として活用できます。
毎日持ち歩く防災。
それがこれからの標準です。
■まとめ
モバイルバッテリーは
命を守る道具であり、
同時に火災リスクも持っています。
防災とは、
「危険をゼロにすること」ではなく
「被害を最小化すること」。
難燃ケースは、
その発想に基づいた新しい備えです。
テクノロジーを使うなら、
管理と対策までセットで考えましょう。
■出典
東京消防庁「リチウムイオン電池関連火災について」
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/li-ion_battery.html

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