停電が発生すると、
最初に困るのは「温かい食事が作れない」ことです。
冷蔵庫が止まり、電子レンジも使えない。
そんな中で頼りになるのがカセットコンロです。
今回は、防災士として被災地支援に入った経験も踏まえ、
停電時の現実的なコンロ・ボンベ備蓄量を解説します。
■① 停電時の調理手段は限られる
停電では
- IHコンロ停止
- 電子レンジ停止
- 炊飯器停止
となります。
カセットコンロは最も手軽で確実な手段です。
■② ボンベは何本必要か
目安は
- 1本で約60〜90分燃焼
- 1日2回使用で約1本
3日分なら最低3〜4本。
家族4人なら
5〜6本あると安心です。
■③ 被災地で感じた“過剰備蓄”の問題
被災地派遣の際、
大量のボンベを備蓄していた家庭もありました。
しかし、
- 保管場所が危険
- 使用期限切れ
- 使い方を知らない
というケースも見られました。
量より使い方が重要です。
■④ 安全な使用ポイント
- 室内換気を必ず行う
- 連続長時間使用しない
- 使用後は必ずボンベを外す
一酸化炭素中毒のリスクを常に意識します。
■⑤ 非常食との組み合わせ
停電時は
- レトルト食品
- フリーズドライ
- パックご飯
などを温める程度で十分です。
凝った調理は不要です。
■⑥ “使わない日”を作る
毎食加熱せず、
- 朝はそのまま食べられるもの
- 夜だけ温かい食事
など燃料節約を意識します。
■⑦ 収納と管理
ボンベは
- 直射日光を避ける
- 高温多湿を避ける
- 使用期限を確認する
ことが重要です。
■⑧ 自律型避難の考え方
停電初期は支援物資は届きません。
「最初の72時間を自宅で持ちこたえる」
これが基本です。
カセットコンロはその柱になります。
■まとめ|ボンベは“量より計画”
停電対策は、
無計画な大量備蓄ではありません。
結論:
家族人数×3日分を目安に、使い方を理解して備えることが最適解。
防災士として現場で感じたのは、
準備していた家庭ほど落ち着いて食事を確保できていたという事実です。
温かい食事は、
心の安定にもつながります。

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