防災というと、
つい「全部そろえなければ」と考えてしまいます。
非常食も何種類も、
ラジオも工具も寝袋も…。
しかし私は被災地派遣(LO)で、
何度もこう感じました。
「持ちすぎて動けない人」がいる。
そして一方で、
本当に必要なものは意外と少ない。
そこで提案したいのが、
“やらなくていい防災BOX”という考え方です。
■① なぜ「減らす防災」なのか
防災のハードルが高いと、
人は準備をやめます。
完璧主義は、
最大の敵です。
防災を“習慣”にするには、
最小構成が最適。
やらなくていいことを削る。
それがこのBOXの思想です。
■② 最低限の4点
このBOXは、
たった4つに絞ります。
・水
・簡易トイレ
・LEDライト
・モバイル電源
これだけ。
驚くほどシンプルです。
■③ なぜこの4つなのか
災害直後に困るのは、
ほぼこの4つです。
①水がない
②トイレが使えない
③暗い
④スマホが切れる
私は現場で、
この4つが揃っている家庭は
比較的落ち着いていると感じました。
逆に、
食料があってもトイレが無いと、
生活はすぐに崩れます。
■④ 「過剰防災」の落とし穴
よくある誤解があります。
・非常食は1週間分必要
・工具は全部そろえるべき
・防災グッズは多いほど安心
しかし、
多い=安心ではありません。
管理できない備蓄は、
ただの不安材料になります。
私は被災地で、
「準備したはずなのに、どこにあるかわからない」
という声を何度も聞きました。
シンプルは、強い。
■⑤ モバイル電源の現代的価値
今の社会では、
スマホが情報の命綱です。
避難情報
家族連絡
地図
災害速報
電源が切れた瞬間、
孤立します。
だから最低限、
小型でもいいのでモバイル電源は必須です。
■⑥ 足さない勇気
防災は足し算になりがちです。
でも本当に大切なのは、
引き算。
“これだけあれば72時間しのげる”
その基準を持つことが、
不安の減災につながります。
■⑦ 今日できる最小行動
・自宅に水は何本あるか確認
・簡易トイレがあるか確認
・LEDライトが動くか確認
・モバイル電源を充電
足りなければ、
まずはこの4点だけ揃える。
それで十分、
一歩前進です。
■まとめ
やらなくていい防災BOXは、
「少なすぎる防災」ではありません。
“続けられる防災”です。
私は元消防職員として、
豪華な装備より、
継続できる備えの方が強いと断言します。
防災は競争ではありません。
最低限を、
確実に。
それが、
壊れない備えです。
■出典
内閣府「防災情報のページ」
https://www.bousai.go.jp/

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