玄関は火災と無縁に見えますが、
年末になると 意外と重大な事故が起きる場所 に変わります。
理由は、「荷物・暖房器具・乾燥・配線」が一気に増えるため。
ここでは、年末に見落とされやすい“玄関の火災リスク”を解説します。
■ 1. 玄関ヒーターの“近距離配置”が危険
冬の玄関は冷えるため、小型ヒーターを置く家庭が多い。
- 靴・スリッパが近すぎる
- コートが触れる
- マットが接触する
可燃物が多く、特に危険。
■ 2. 配達の“段ボール置きっぱなし”で火災リスク上昇
年末は荷物が増えるため、玄関に段ボールが積み上がりがち。
- 段ボールは非常に燃えやすい
- ヒーターの熱で乾燥
- わずかな火源で燃え広がる
段ボールはすぐ片付けるべき。
■ 3. 玄関照明の“電球の熱”で布類が焦げることも
LEDは安全ですが、古い電球は意外と高温。
- 帽子
- マフラー
- 手袋
- コート
照明近くに掛けると、長時間の熱で焦げることも。
■ 4. 靴乾燥機の“使いっぱなし”が危険
年末の帰省・スポーツなどで靴乾燥機を使う家庭が多い。
- 長時間運転
- 靴が倒れる
- 布が接触
- 熱がこもる
小型家電でも火災リスクは高い。
■ 5. 玄関コンセントが“ホコリだらけ”になりやすい
玄関は掃除の優先度が低く、ホコリが溜まりやすい。
- 下駄箱裏
- 壁コンセント周り
- 隅の床
乾燥が強い冬はホコリが帯電しやすい。
■ 6. 電気タップの“床置き”で水濡れしやすい
冬は濡れた靴で帰宅するため、玄関は水滴が多い。
- タップ周りに水が飛ぶ
- 靴の雪解け水が触れる
- 傘の水滴が滴る
水＋電気は最悪の組み合わせ。
■ 7. ペットゲート・ベビーカーが“コードを押しつぶす”
年末は物が増えがち。
- ゲートで配線を挟む
- ベビーカーのタイヤで押しつぶす
- キャリーケースで乗り上げる
圧迫 → 断線 → 発熱につながる。
■ 玄関を安全にする年末対策
今日から取り入れたい習慣。
- ヒーターを玄関に置かない・距離を確保
- 段ボールはその日のうちに処分
- 照明の近くに布を掛けない
- 靴乾燥機は就寝前にOFF
- コンセント周りを乾拭き
- 床置きタップを避ける
- 配線に物を乗せない
玄関は“物・乾燥・熱・湿気”が混ざる場所。
■ まとめ
玄関の火災リスクは、
“暖房器具・段ボール・照明熱・靴乾燥機・ホコリ・濡れ・圧迫コード”
に集中しています。
- ヒーターと布の距離
- 段ボールの即処分
- 床置きタップ厳禁
- 物でコードを潰さない
年末は玄関の安全点検をして、
家全体の火災リスクを大幅に下げましょう。
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