【防災士が解説】防災×避難所物資不足の現実

避難所は「屋根がある」だけでは足りません。

実際の現場では、

暑さ・食事・仕切り・休養環境が足りず、
住民の体力と心が削られていきます。

今回は、実際に不足・活用された物資から
“本当に必要だったもの”を整理します。


■① 熱中症対策は最優先物資

避難所に空調がない、あるいは不十分な場合、

・飲料水
・日よけ用品
・瞬間冷却剤
・冷却タオル
・移動式空調機器
・扇風機

が即必要になります。

特に高齢者は体温調整が難しく、
暑さは命に直結します。


■② 「すぐ食べられる食料」が重要

想定以上の避難者が発生すると、

・お湯が足りない
・調理スペースが足りない
・配膳が回らない

という問題が起きます。

そのため、

水やお湯を使わず食べられる食品が重宝されました。

ゼリー、缶詰、パン、栄養補助食品など。

“温かい”より、“すぐ食べられる”が優先される場面があります。


■③ 使い捨て用品の盲点

・紙皿
・紙コップ
・スプーン

これがないと、
配布はできても食べられません。

衛生面の確保にも不可欠です。


■④ プライバシーは心の防災

人が密集する避難所では、

・テント
・パーティション
・段ボールベッド

があるだけでストレスは大きく軽減します。

段ボールベッドは、
床からの冷気・感染症対策にも効果的です。


■⑤ 現場で感じた“暑さと疲労”

被災地派遣(LO)で活動した際、

暑さでぐったりする高齢者を
何度も目にしました。

横になれる場所がない。

水が足りない。

それだけで体調は崩れます。

避難所は“生活の場”です。


■⑥ 供給体制のズレが起こす不足

不足の原因は、

・輸送遅延
・避難者数の急増
・在庫管理の混乱

物資はあっても、
届かないことがある。

これが現実です。


■⑦ 迷ったらこの判断

迷ったら、

「水・休養・仕切り」

この3点を優先。


■⑧ 今日できる最小行動

・家庭で3日分の水を確保
・冷却タオルを備蓄
・紙皿・紙コップを常備

避難所に“頼りきらない”備えが、
家族を守ります。


■まとめ

防災×避難所物資不足の現実は、

「足りない前提」で備えること。

水・即食・休養・仕切り。

この4つが揃えば、
避難生活の質は大きく変わります。


出典:内閣府「避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」
https://www.bousai.go.jp/

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