【防災士が解説】防災×公園|“遊び場”が命を守る場所に変わるとき

普段は子どもたちの遊び場である公園。
しかし災害時、公園は“命を守る空間”に変わります。

実は、公園は都市防災の重要な拠点です。
今回は、防災と公園の関係を整理します。


■① なぜ公園が防災拠点になるのか

公園は建物が少なく、開けた空間です。

・火災時の延焼遮断帯
・一時避難場所
・応急活動スペース
・物資集積拠点

地震や大規模火災時、まず身を守る空間として機能します。


■② 一時避難場所としての役割

地震直後、自宅が安全か判断できない場合、
まず公園などの開けた場所へ移動します。

建物倒壊や落下物の危険が少なく、
安全確認の“待機場所”として有効です。

防災士として現場で多かった誤解は、
「避難所=学校だけ」という思い込みでした。
実際には、公園が最初の避難地点になることが多いです。


■③ 公園の防災設備

多くの都市公園には、以下の設備があります。

・かまどベンチ
・防災井戸
・マンホールトイレ
・耐震性貯水槽

普段は目立ちませんが、災害時に機能します。


■④ 被災地で見た公園の現実

被災地派遣やLOとして現場に入った際、
公園が自然発生的な集合場所になる場面を何度も見ました。

特に夜間は、
「どこへ行けばいいか分からない」という不安の中で、公園に人が集まります。

事前に場所を知っているかどうかで、初動が変わります。


■⑤ 行政が言いにくい本音

行政側が言いにくい現実として、
避難所はすぐ満員になる可能性があります。

その前段階としての“一時退避場所”を
住民が把握しているかどうかは重要です。

公園はその役割を担います。


■⑥ 自律型避難と公園活用

自律型避難とは、自分で最適行動を選ぶ力です。

・自宅近くの公園を把握
・夜間ルートを確認
・家族集合場所を公園に設定

普段の散歩が、防災訓練になります。


■⑦ 公園で注意すべきこと

公園も万能ではありません。

・冬季は寒さ対策
・夏は熱中症対策
・長期滞在は困難

防災士として感じたのは、
公園は“最初の避難場所”であり、長期生活の場ではないという点です。


■⑧ 今日できる準備

・自宅から徒歩5分圏内の公園を確認
・夜に歩いてみる
・家族で集合場所を決める

準備はシンプルです。


■まとめ|公園は身近な防災拠点

公園はただの遊び場ではありません。
都市防災の重要なピースです。

結論:
災害時、最初に命を守る場所は“近くの公園”かもしれません。今のうちに確認しておくことが最大の備えです。

防災士として現場で確信しているのは、
場所を知っていた人ほど迷わず動けたという事実です。
知っていることが、防災力です。

出典:内閣府 防災情報のページ

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