停電した避難所の夜は、想像以上に怖いです。
・足元が見えない
・人の気配だけが増える
・物音が大きく感じる
・不安で目が冴える
暗闇への恐怖は、弱さではありません。
人間の本能に近い反応です。
ただし、眠れない夜が続くと、
体力・判断力・メンタルが一気に落ちます。
ここでは、停電避難所で「暗闇恐怖」を減らし、少しでも眠りを確保するための現実的な方法をまとめます。
■① なぜ暗闇が怖いのか(仕組みを知ると楽になる)
暗闇では脳が“危険探索モード”に入ります。
・視覚情報が減る
・聴覚が過敏になる
・最悪の想像が膨らむ
・身体が緊張し続ける
この状態は、睡眠に必要な副交感神経が働きにくく、
眠れないのは自然な反応です。
■② 被災地で見た「暗闇で不眠→体調悪化」の連鎖
被災地派遣の現場でも、
停電が重なると避難所の夜は一気に消耗戦になります。
夜に眠れないと、
日中の配給・手続き・情報収集がつらくなる。
その結果、
「不安が増える→さらに眠れない」という循環に入ります。
暗闇対策は、睡眠だけでなく“回復の循環”を作るための鍵です。
■③ まず優先すべきは「小さな光の確保」
暗闇恐怖は“ゼロか100か”ではありません。
5%の光があるだけで脳は落ち着きます。
▪ 現実的な光の確保
・ヘッドライト(両手が空くので最優先)
・小型LEDライト
・ランタン(共有スペースに一つでも効果大)
・スマホライト(電池管理が前提)
ポイントは「真っ暗を作らない」です。
■④ “安全の見える化”で恐怖が下がる
眠れない最大の理由は、
「見えない=危ないかもしれない」です。
そこで、安心を作ります。
▪ 寝る場所の安全セット
・足元に靴(踏み抜き・避難動線用)
・ライトを手の届く位置
・荷物は自分の周りに一周置く(境界線になる)
・貴重品は体に近い場所へ
“いつでも動ける”状態は、安心の基礎になります。
■⑤ 眠るための「暗闇恐怖を落とす手順」
▪ 手順①:光を固定する
・ライトを天井に向けて間接光
・眩しすぎない明るさにする
暗闇を消しつつ、目を刺激しないのが理想です。
▪ 手順②:音を減らす
暗いほど音に敏感になります。
・耳栓(なければティッシュ)
・フードをかぶる
・タオルで耳周りを軽く覆う
▪ 手順③:身体を“重くする”
暗闇恐怖は緊張で体が軽くなります。
逆に体を重くすると眠りに入りやすいです。
・肩を3回すくめてストンと落とす
・手のひらを太ももに置く
・腹式呼吸で吐く時間を長くする(4秒吸って8秒吐く)
■⑥ 眠れないときの「目標の置き方」
停電避難所での正解は、
“眠れなくても回復する”です。
・目を閉じて横になる
・呼吸を整える
・体を冷やさない
睡眠が浅くても、
体力温存はできます。
あなたの言う「動かない避難(体力温存)」は、停電夜にこそ最強です。
■⑦ 家族がいる場合:恐怖は“共有”すると下がる
家族連れの場合は、
・「怖い」と言葉に出す
・ライトの場所を共有する
・夜のトイレ動線を一緒に確認する
これだけで安心感が増します。
恐怖を黙って抱えるほど、眠れなくなります。
■まとめ:停電の夜は「光+安全+呼吸」で勝てる
1)真っ暗を作らない(小さな光でOK)
2)ライト・靴・荷物で安全を見える化
3)音を減らして緊張を落とす
4)眠れなくても体力温存に切り替える
停電避難所の夜は、怖くて当然です。
だからこそ「仕組み」で恐怖を薄め、睡眠を取り戻しましょう。

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