【元消防職員・防災士が解説】幼年消防大会の本当の意味とは|火遊び防止は“家庭防災”の第一歩

ニュース解説(能登・熊本など)

京都中部広域消防組合が主催する「幼年消防南丹船井地区大会」が開催されました。
秋季火災予防運動の一環として、南丹市内の交流会館において行われ、管内の幼稚園・保育所・こども園の幼年消防クラブ員が参加しました。

子どもたちは全員で
「ぜったいに火遊びはしません」
と力強く誓い、その後は火災予防をテーマにしたコンサートで楽しく学びました。

このような取り組みは、単なるイベントではありません。
火災予防の“土台”をつくる極めて重要な防災教育です。


Table of Contents

  • ■① なぜ幼年期の防火教育が重要なのか
  • ■② 火遊び防止は家庭防災に直結する
  • ■③ 楽しく学ぶことの意味
  • ■④ 子どもが家庭に持ち帰る防災効果
  • ■⑤ 火災予防運動の本来の目的
  • ■⑥ 現場で感じた「子どもの力」
  • ■⑦ 保護者が今日できる行動
  • ■⑧ やらなくていい防災
  • ■結語|防災は“幼年期”から始まる

■① なぜ幼年期の防火教育が重要なのか

火災原因の中には、

  • 火遊び
  • ライターの誤使用
  • 花火の不適切使用

など、子どもが関係する事案が一定数存在します。

幼年期に「火は怖いもの」「正しく扱うもの」と理解することは、
将来の事故防止に直結します。


■② 火遊び防止は家庭防災に直結する

子どもが火遊びをしないことはもちろん重要ですが、
それ以上に大切なのは“家庭環境”です。

  • ライターを手の届く場所に置かない
  • マッチやろうそくを管理する
  • コンロのそばで遊ばせない

家庭の小さな配慮が火災予防になります。


■③ 楽しく学ぶことの意味

今回の大会では、歌のお姉さんによるコンサート形式で防火を学びました。

防災教育は「怖がらせる」よりも、
「覚えてもらう」ことが重要です。

歌や体験を通じて学んだ内容は、
子どもの記憶に長く残ります。


■④ 子どもが家庭に持ち帰る防災効果

幼年消防の大きな強みは、
“家庭への波及効果”です。

子どもが帰宅後、

「火遊びはダメなんだよ」
「コンロのそばは危ないよ」

と話すことで、
家庭全体の防災意識が高まります。

防災は家庭単位で広がります。


■⑤ 火災予防運動の本来の目的

秋季火災予防運動は、

  • 住宅火災の防止
  • 高齢者世帯の安全確保
  • 初期消火意識の向上

を目的に実施されます。

幼年消防は、その“入り口”です。


■⑥ 現場で感じた「子どもの力」

元消防職員として、
火災現場を数多く経験してきました。

その中で強く感じたことがあります。

「もっと早く防火教育が届いていれば」

子どもは吸収力が高く、
教えたことを真っすぐ受け取ります。

被災地派遣でも感じましたが、
地域防災の基盤は“子ども世代”にあります。

幼年消防の取り組みは、
10年後、20年後の地域安全につながります。


■⑦ 保護者が今日できる行動

今日からできること。

  • 家庭で「火の約束」を話し合う
  • 消火器の場所を一緒に確認する
  • 119番のかけ方を教える

小さな確認が大きな事故を防ぎます。


■⑧ やらなくていい防災

やらなくていいこと。

  • 子どもを過度に怖がらせる
  • 「うちは大丈夫」と過信する
  • 防火教育を学校任せにする

家庭が第一の防災拠点です。


■結語|防災は“幼年期”から始まる

防災は大人だけのものではありません。

幼年期の防火教育は、
地域の未来を守る基礎づくりです。

「ぜったいに火遊びはしません」

この言葉が、
将来の火災を一件でも減らす力になります。

家庭と地域で、
子どもと一緒に防災を育てていきましょう。


出典

京都中部広域消防組合「幼年消防南丹船井地区大会」開催情報

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