【防災士が解説】子ども部屋は“家の中で一番守るべき場所”|安全リフォームで地震に強い空間へ

地震の被害で多いのが、

✅ 家具の転倒

✅ ガラスの飛散

✅ 落下物

✅ 通路のふさがり

そして最も危険なのが 子ども部屋。

子どもは

✔ 突然の揺れで判断ができない

✔ とっさに身を守れない

✔ 重い家具を避けられない

だからこそ、

「安全な子ども部屋」は命を守る空間。

今回は、防災リフォームの視点で

“地震に強い子ども部屋の作り方”を紹介します。

✅1|高い家具を置かない「低い収納」が基本

地震で倒れやすいのは 背の高い家具。

✔ 本棚

✔ タンス

✔ 衣装棚

✅ 子ども部屋の収納は「腰の高さまで」

✅ できれば背の低いボックス収納に変更

✅ 詰め込みすぎず、安定させる

家具を低くするだけで、

転倒リスクは劇的に下がります。

✅2|固定ができない家具は“置かない”

子ども部屋は動線が狭いことが多く

倒れた家具で 逃げ道がなくなる危険があります。

✅ 食器棚サイズの収納

✅ 背の高いカラーボックス

✅ 大型本棚

▶ 倒れたら逃げられない家具は置かないのが正解。

✅3|机・テレビ・棚は“固定して飛ばさない”

地震では、家具より危険なのが落下物。

✅ テレビ → 飛んでくる

✅ 机の上のもの → 落下

✅ 引き出し → 勝手に飛び出す

【おすすめ対策】

✔ 粘着マットで固定

✔ 引き出しストッパー

✔ テレビの転倒防止ベルト

子どもの頭の高さにあるものが落ちない仕組みを作る。

✅4|ガラスは必ず“飛散防止フィルム”

地震で割れると、床一面にガラス片──

裸足の子どもは逃げられません。

✅ 窓

✅ 本棚や収納扉のガラス

貼るだけで割れても飛び散らず安全。

✅5|おもちゃ収納は“倒れにくい形”にする

子ども部屋で多い事故が「収納の転倒」。

✅ 下が広い

✅ 高さが低い

✅ 壁際に固定

✅ ボックス収納が最強

つかんで登っても倒れない構造が安心。

✅6|避難経路は“家具ゼロ”にしておく

意外に多いのが、

「扉が家具でふさがって逃げられなかった」

✅ ドア付近に家具を置かない

✅ 廊下・入口を広く確保

✅ 高い棚は別の部屋へ移動

逃げ道を守る=命を守る。

✅7|壁付けフックで落下物をゼロに

✅ ランドセル

✅ 習い事バッグ

✅ ジャージ・上着

✅ 学習道具

床に置くより

壁フックで浮かせれば、

揺れで飛び散らず安全。

✅8|寝る位置が一番大事

✔ 頭の上に家具がこない

✔ ガラスの近くに寝かせない

✔ 上から物が落ちる配置にしない

▶「ベッド周りだけは無敵空間」にするのが鉄則。

✅9|賃貸・持ち家どちらでもできる

✅ 突っ張り棒

✅ 粘着マット

✅ ベルト固定

✅ ガラスフィルム

✅ 低い収納に変更

工事不要でも、子ども部屋は安全に変えられます。

✅10|一番の目的は“恐怖で動けなくなる前に守ること”

子どもは大人と違い、

・揺れの意味が理解できない

・怖さで動けなくなる

・隠れたり泣いたりしてしまう

だからこそ、部屋自体を安全にしておくことが防災。

✅まとめ|子ども部屋の防災リフォームは“親の愛そのもの”

✔ 高い家具は置かない

✔ 転倒・落下を防ぐ

✔ ガラスを飛ばさない

✔ 逃げ道をふさがない

✔ 寝る場所を守る

子どもは

「自分の命を守る行動」が難しいから、

大人が“倒れない部屋”を作ることが防災。

今日、ひとつ対策するだけで

子どもの未来は大きく守られます。

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