多くの災害で共通しているのが「逃げ遅れ」。
その原因のほとんどが“様子見”だ。
「まだ大丈夫」「もう少し様子をみよう」と考えているうちに、状況は一気に悪化する。
避難判断を遅らせる心理には次の特徴がある。
● 正常性バイアス(自分だけは大丈夫と思う)
● 同調バイアス(周りが逃げないから自分も逃げない)
● 楽観視(この地域は今まで大丈夫だった)
どれも人間に自然に備わっている心理反応だが、災害時は“命を縮める要因”になる。
逃げる基準は「不安を感じたら」ではなく「危険情報が出たら」。
人間の感覚より、データの方が圧倒的に正確だ。
早く逃げた人が助かる。
これが災害対応の絶対原則だ。

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