【元消防職員・防災士が解説】大学生が一人暮らしで絶対に身につけるべき“防災5スキル”

大学生の一人暮らしは自由が増える一方で、災害時は「自分の命は自分で守る」環境になる。
家族はいない。頼れる人もいない。
だからこそ大学生こそ“防災スキル”が必須になる。

ここでは、一人暮らしの大学生が最低限身につけておくべき防災スキルをまとめる。


■① ライフライン停止への耐性をつける:水・電気・ガスが使えない前提で動く

大学生が最も困るのが「水が止まること」。
まずは生活の“基礎”を守る準備から。

● 2Lの水を6本以上ストック
● カップ麺・レトルト・缶詰を常時10食以上
● カセットコンロ+ボンベ10本
● スマホ用モバイルバッテリー2個

「家を3日間キャンプ場化できるか」がカギになる。


■② 初期対応スキル:地震・停電・火災の瞬間に体が動くか

災害は一瞬で来る。
特に一人暮らしでは“判断の遅れ=命に直結”。

● 地震:まず頭を守り、揺れが収まるまで動かない
● 停電:懐中電灯→ブレーカー確認→火災チェック
● 火災:通報→初期消火(無理ならすぐ避難)

避難経路を普段から歩いておくのも効果的。


■③ 家の危険ポイントを把握する:家具配置が命を左右する

大学生の部屋は「倒れたら即アウト」という家具が多い。

● 冷蔵庫・本棚・テレビの固定
● ベッドを窓際・家具の近くに置かない
● ガラスには飛散防止フィルム
● カーテンは防炎タイプ

家具1つ動かすだけで、生存率が上がる。


■④ 日常の“連絡体制”を整える:家族があなたを探せるか

災害時、家族はまずあなたの安否を確認したい。
しかし連絡がつかない大学生は非常に多い。

● 家族に「住んでいるエリアの危険度」を共有
● 災害時の連絡手段(LINE・伝言ダイヤル)
● 帰宅困難時の行動ルール
● 家族の集合地点を決めておく

「どこにいて、どう動くか」を共有しておくことが命を守る。


■⑤ デジタル防災スキル:スマホが“最強の防災ツール”になる

大学生はスマホ依存度が高いので、スマホ停止=情報停止になる。

● 防災アプリ(防災速報・NHKニュース・My避難)
● モバイルバッテリーの常時充電
● オフライン地図の保存
● ワンセグ or ラジオアプリ
● テザリングでPCを非常通信手段に

“情報を取れる人”が生存率を上げる。


■まとめ|大学生は「知っているか・準備しているか」で助かるかが決まる

一人暮らしの大学生は、災害時に頼れる存在が少ない。
だからこそ、次の5つを必ず身につけておく。

● ライフライン停止への備え
● 初期対応スキル
● 家具配置の安全化
● 家族との連絡体制
● デジタル防災スキル

今日の行動が、明日の命を守る。

防災は“今すぐできること”から始めよう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました