【元消防職員・防災士が解説】大型ショッピングモールで“地震が起きたとき”に最初の10秒で命を守る行動

大型ショッピングモールは天井が高く、ガラス・看板・陳列棚が多いため、地震時はケガにつながる落下物が非常に多い。
ここでは、ショッピングモールで地震に遭遇したとき「最初の10秒で命を守る行動」をまとめる。


■① 揺れた瞬間は“その場で身を守る”が最優先

ショッピングモールで最も多い負傷原因は落下物。

● ガラス片
● 看板・照明
● 商品棚
● 吊り下げ装飾

これらは走り出した人の上に落ちてくる。
揺れを感じた瞬間に、まずはその場で姿勢を低くして頭を守る。


■② 頭を守るために“両腕・カバン”を使う

地震では頭を守ることが最優先。

● 両腕で頭部を覆う
● リュックやバッグを頭上に当てる
● 壁・柱の近くに移動する(無理のない範囲で)

頭部外傷は命に関わるため、必ず最初に確保する。


■③ エスカレーター・エレベーターにいたら“すぐ離れる”

揺れの最中でも可能ならば速やかに離れる。

● エスカレーター → 転倒・将棋倒し
● エレベーター → 停電で閉じ込め

特にエスカレーターでは揺れで転落する人が多い。
揺れが弱まったタイミングで安全地帯へ移動。


■④ ガラス・窓付近から離れる

ショッピングモールのガラスは大きく、破片が広く飛散する。

● 大型ウインドウ
● 店舗のガラス扉
● 吹き抜け周辺のガラス柵

ガラスから半径3~5メートルは絶対に避ける。


■⑤ 揺れが収まったら“落下物の危険”を確認してから移動

地震直後が最も危険。
天井材や照明が遅れて落下する可能性がある。

● 頭上を見て安全を確認
● 商品棚の転倒に注意
● 吹き抜けの下は避ける

人が集まる場所ほど二次的な落下が多い。


■⑥ モール内のアナウンスに従うが、“自分の目”でも安全確認

ショッピングモールは建物が大きいため、
アナウンスが遅れたり、聞こえないエリアもある。

● アナウンスがなくても危険を感じたら移動
● 店員・警備員の誘導を優先
● エレベーターは使わず階段へ

自分の判断が生死を分ける。


■⑦ 子どもとは“手を離さない”

地震時は群衆が動き出して一気に混雑する。

● 子どもと手を強く握る
● ベビーカーは無理に押さない(倒れやすい)
● 抱っこできるなら抱えて行動

迷子になった場合は店員へすぐ知らせる。


■⑧ 店舗内より“通路側”が安全なことが多い

店舗内は棚が多く、落下物リスクが高い。
一方で通路天井は比較的強く作られていることが多い。

揺れが治まったら、

● 通路側へ
● 非常口方向の誘導灯を確認
● 安全な階段へ移動

を基本にする。


■⑨ 駐車場へ戻らない

地震直後に駐車場へ向かうのは非常に危険。

● コンクリ片の落下
● 車の横転・移動
● 暗くて視界が悪い

車は後で取りに行けばよい。
命を守るのが先。


■⑩ まとめ|ショッピングモールの地震は“落下物と群衆”が最大の敵

ポイントは次の通り。

● 揺れた瞬間はその場で頭を守る
● エスカレーター・ガラスから離れる
● 揺れが収まったら落下物を確認
● 階段を使って避難
● 子どもと絶対に離れない
● 車へ戻らない

大型モールでの地震は「落下物 × 群衆パニック」が危険の中心。
正しい初期行動が、あなたと家族の命を守る。

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