【元消防職員・防災士が解説】昼間の災害で“家族が別々の場所にいる”とき、最初の30分でやるべき行動

大地震や大規模災害は、学校・職場・外出先など、
家族がバラバラのタイミングで起こることが多い。
そのとき最初の30分に何をするかで、生存率が大きく変わる。

ここでは、昼間の災害直後に家族が取るべき行動をまとめる。


■① “家族の安否確認”は最優先ではない

多くの人が災害直後にやってしまうのが…

● 家族に電話する
● すぐに迎えに行く
● 無理に帰宅を試みる

これらはすべて危険。
災害直後は通信障害・道路渋滞・倒壊リスクが急上昇する。

最優先は 自分の身を守ること


■② 最初の行動は「安全確保」

災害直後の30分は、以下だけに集中する。

● 落下物のない場所に移動
● 火災の有無を確認
● 津波警報が出ていれば高台へ避難
● 建物の倒壊危険がある区域から離れる

“無事でいること”が家族への最大の貢献。


■③ 子どもは学校が守る。迎えに行く方が危険

小中学校・高校・幼稚園・保育園は、
大規模災害時に最も安全性が高い避難施設となる。

● 校舎の耐震性
● 統一した避難訓練
● 教職員の安全確認体制

保護者が道路を移動する方が危険度は高い。
“学校に任せる”のが正しい行動。


■④ 職場にいる大人は「帰宅指示」が出るまで動かない

地震直後の帰宅行動は、二次災害の最大要因。

● ガラス落下
● 看板・外壁の崩落
● 火災の延焼
● 交通マヒで身動きが取れなくなる

企業は災害時の判断基準を持っている。
勝手に帰らず、指示を待つことが最も安全。


■⑤ 外出中は“安全な場所”に緊急避難する

買い物中、運転中など “外” にいた場合は特に注意。

● 車はハザードをつけて停車
● 高架下や古い建物そばはNG
● 広い駐車場・公園など開けた場所へ避難
● 津波警報が出たら迷わず高台へ

外出中は、家族のことより「即座の安全確保」。


■⑥ 家族が取るべき行動を“事前に決めておく”

昼間の災害で最強の武器は「家族のルール」。

例として…

【家族ルール 5つ】

  1. 災害直後は迎えに行かない
  2. 安全確保を優先
  3. 学校・保育園にいる子は学校に任せる
  4. 集合場所は第1・第2・第3の三段階
  5. 連絡がつかなくてもパニックにならない

このルールがあるだけで、災害時の迷いが激減する。


■⑦ 安否確認は“安全確保の後”に行う

使える手段は次の通り。

● 災害用伝言ダイヤル171
● LINEの安否スタンプ
● 避難所の掲示板
● X(旧Twitter)や自治体の災害アカウント

連絡は“後でいい”。
命を守る行動が終わってからで十分。


■⑧ 最後に|昼間の災害は「無理をしない」が最大の防災

家族を助ける最も確実な方法は、
自分が無事でいること

迎えに行かない
無理に帰らない
ルールを決めておく

この3つを家族で共有しておけば、昼間の災害でも確実に生存率が高まる。

家族がバラバラでも、正しい行動を知っていれば必ず再会できる。

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