赤ちゃんの防災備蓄で、最後に差が出やすいのが月齢に合わせた見直しです。
粉ミルク、紙おむつ、おしゃぶり、おもちゃ、着替え。
どれも大事ですが、赤ちゃん用品は大人の備えより変化が早く、昨日まで合っていた物が、数か月後には合わないことがあります。
結論から言うと、赤ちゃん用品を入れっぱなしにすると危険です。
災害時に困るのは「持っていない」ことだけでなく、持っているのに今の子どもに合わないことだからです。
だからこそ、月齢に合わせて、おむつサイズ・お口に合う物・おもちゃを定期的に見直す方が助かります。
■① 危ないのは「一度そろえたから安心」と考えることです
大人の非常持ち出し袋は、入れ替えの頻度がそこまで高くない物もあります。
でも赤ちゃん用品は別です。
- おむつのサイズが変わる
- 飲み方が変わる
- 好きなおもちゃが変わる
- 服のサイズが変わる
- 必要な物そのものが変わる
このため、最初にそろえた内容をそのまま放置すると、いざという時に「あるのに使えない」が起きやすくなります。
■② 東京都も「備蓄は定期的に確認すること」を案内しています
東京都防災ホームページでは、家庭備蓄について保管場所を決めて定期的に確認することや、使用期限をチェックして定期点検することが案内されています。
また、東京都は家族で備蓄を確認するきっかけとして毎年11月19日を「備蓄の日」としています。 oai_citation:1‡防災東京
これは食品や電池だけの話ではありません。
赤ちゃん用品こそ、定期確認の意味が大きいです。
■③ 判断基準は「今の子どもに今すぐ使えるか」です
見直しが必要かどうかは、次の問いで考えると分かりやすいです。
その備えは、今の月齢の子どもに今すぐ使えるか。
ここで不安があるなら、見直した方がいいです。
- おむつが小さい
- おしゃぶりや乳首のタイプが合わない
- おもちゃが今は興味対象ではない
- 服が小さい
- ベビーフードの段階が合っていない
防災では、備えていることより、今の状態に合っていることが大事です。
■④ おむつは「数」だけでなく「サイズ」が命です
おむつは、多めに持つことが大切です。
でも実際には、枚数より先にサイズが合うかが重要です。
サイズが合っていないと、
- 漏れやすい
- 交換回数が増える
- 肌トラブルが起きやすい
- 親の負担が増える
という流れになりやすいです。
赤ちゃん防災では、1袋あるかより、今のサイズが入っているかを見た方が助かります。
■⑤ 「お口タイプ」は変わるので、哺乳関連も放置しない方がいいです
赤ちゃんは成長に合わせて、
- 哺乳瓶の乳首サイズ
- 飲みやすい形
- マグやコップの好み
- おしゃぶりの合うタイプ
が変わることがあります。
災害時に初めて合わないことが分かると、その場で困ります。
だから、普段使っている物と同じ系統が入っているかを見ておく方が現実的です。
■⑥ おもちゃは「高い物」より「今落ち着ける物」が大事です
防災用のおもちゃは、長く使える万能品を探したくなります。
でも実際に大事なのは、今その子が落ち着けるかです。
前は好きだったのに今は見向きもしない。
これは赤ちゃんや小さい子では普通にあります。
だから避難用のおもちゃは、
昔のお気に入りを入れっぱなしにするより、今の安心材料を入れる方が助かります。
■⑦ 被災時に困るのは「期限切れ」だけではありません
元消防職員としての感覚でも、防災の見直しというと賞味期限や電池残量ばかり意識しがちです。
でも赤ちゃん用品は、それに加えて成長によるズレが起きます。
- 着られない
- 口に合わない
- 興味を示さない
- 月齢に合わない
つまり赤ちゃんの防災は、
期限切れの点検と成長によるズレの点検の両方が必要です。東京都も備蓄品の使用期限確認や定期点検を勧めています。 oai_citation:2‡防災東京
■⑧ 今日やるなら「赤ちゃん用品だけ5分見直す」が正解です
今日すぐやるなら、ここからで十分です。
- おむつサイズを確認する
- 哺乳瓶・乳首・おしゃぶりを確認する
- 今好きなおもちゃを入れ替える
- 服のサイズを確認する
- 月齢に合わない物を抜く
これだけでも、備えの実用性はかなり上がります。
防災では、増やすことより今に合わせることが助かる場面があります。
■まとめ
赤ちゃん用品は、入れっぱなしだと危険です。
災害時に本当に困るのは、持っていないことだけでなく、持っているのに今の子どもに合わないことだからです。
被災時に強い備えは、“量がある備え”より“今の月齢に合う備え”です。
おむつサイズ、お口に合う物、おもちゃは、月齢に合わせて定期的に見直しておくと安心です。

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